書簡型小説「二人称」 ヨルシカ
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ANRICO@anrico_book2026年5月5日読み終わった書簡型小説という斬新な作品。 ある少年が「先生」と呼ぶ対象に手紙で詩の添削をお願いするという形式でした。 ずっしりと重たい茶封筒を開けると32通の白い横型封筒が入っていて、中には2人のやりとりが…… 消しゴムで消した跡、鉛筆で大きなバツを入れられている書き損じ、「先生」の赤入れ、同封された写真、メインである原稿用紙以外の便箋。 本当に他人の文通をのぞき見ているかのような臨場感が素晴らしかった。 「封筒を開ける」という行為そのものが作品の一部として成り立っていて、読み手も物語に取り込んでしまう発想には脱帽。 音楽から入ったけれど、読み物としても面白い。 読んで、聴いて、聴きながら読んで、また聴く。 新しい読書体験だった。 何度も読み返すと思う。
雁木@gangi2026年4月28日書簡型小説らしいギミックがあるんだろうな、と思ってたら当然のようにあって、それが予想の3段ほど超えてきた。 n-buna氏が「物書きとしてはアウトサイダーだからこそ出来た」と語ってたが、確かにそうかもしれない。そして小説としてかつて無い形を示したのは大きい。



- 緑青@00a3812026年4月21日買った読み終わったこれって拾得物だったんだ…… 「ヨルシカがこれまでやってきたこと・やりたかったことはこれなんだ」と思った。 「n-bunaから生まれたn-bunaではない作者」が詩の生まれた経緯やテーマについて語り、「n-bunaから生まれた作者でもない人」が詩について解説をする。二人称を「読むのが先」か「聴くのが先」かで、小説も曲もそれぞれ印象が違ってくるだろう。 取り消し線やメモから"作者"の思考や作詞の連想が見える。n-bunaさんの作詞過程かもしれないし、そうではないかもしれない点が尚更面白い。 読み始めて少しの段階で違和感はあったが、四分の一くらいで完全にミステリに。四分の三は割愛。 読み終えてうめき・千鳥・櫂は思い入れが強くなり、ヒッチコックはもはや別の曲に聴こえるようになった。 「タイアップ曲もいいけど、コンセプトアルバムを出してくれ」とか言っていたら出てきたのがこれでした。誠に申し訳ございませんでした。 封筒を開く行為が大切な意味を持ち、封筒や原稿用紙の折り皺も愛おしく感じるような読書体験でした。


ゆ@my_02242026年4月5日読み終わった封筒に原稿用紙、手紙形式の物を初めて読んだ。 今までの読書では得られなかった感覚を覚えた。 ヨルシカの「二人称」というアルバムとリンクしているから、単純に曲の成り立ちを書いているのかと思ったら、全く違った。途中からミステリー小説の世界に迷い込んだのかと疑う程のどんでん返し。 送り手の僕の内側と、僕自身の似ている部分に共感が止まらず、自分を見るために、つい途中で読む手が止まった。それほどに没入できる読書をしたのは久しぶりだ。 またこのような形の作品に出会えたら嬉しいだろうな。
数多@qazwsxedc12026年3月24日読み終わった少年が、引用の乱用をする動機がわからなかったけど、 引用を、憧れの人が身につけているものを身につけること、と捉えてると思うと分かる気がした。 それぐらい、言葉を実感のあるものとして世界を見ているのが、羨ましかった。


ひろう@hinahiyo2026年3月7日買った読み終わった感想書簡型小説という新しい試みの中、未開の道を完全に切り拓いた作品です。 先生と少年の手紙を盗み見るという少しの背徳感と、当時の2人(もしくは3人)とリンクした状況で読み進めることができました。 本といえばペラペラと自分の手でページを捲っていきますが、この作品はそれに加えて封筒から手紙を出すという一手間が加えられています。その一手間こそが私を作品の世界へ没入させる一手間なのです。 小説としての驚きや発見、面白さを100まで感じることができますし、書き手が読者である私たちに、、、ネタバレになりそうなのでここまでに。 音楽×小説×書簡という方程式をn-bunaさんは完成させてしまいました。


- hal@halo_o2026年3月1日読み終わった読了です。n-bunaさんが詰まってました。読み終えてから勢いでエイミーの木箱とエルマの手帳を読んだ。続きは読了後の閲覧を推奨します。 . 「手元に資料がない」の時点で察した私のミステリ感度がそこまで鈍ってなくてよかった。一枚目の丸が先生ともう一人によってつけられてるのも良かった。二人称。裁かれること、赦されること、システムと自分、校正、引用とオマージュ。私はずっと、n-bunaが好きで、だからこそあえて結論を決めたり理解したりしないよう極めて慎重にしてきたつもりで、今回もそういう読み方をした。だから理解の浅い部分もあると思うんだけど、先生から僕が大切なものを受け取って成長する様は美しかった。早く全曲聴きたいな。



にゃめたま@seiji_s2026年3月1日読み終わったまた読みたい大好きな本到着(発売日)から3日で読み終わった 思ったより時間がかかってしまった このアルバムの曲がYouTubeで発表される度に概要欄のところに書かれてある文章がとても好きで、定期的に何度も読み返す生活を送っていた この小説が発表された時、大好きなn-bunaさんの文章を紙で読めること、あの何度も読み返していた文章が収録されているであろうことを考えると嬉しくて、ずっと楽しみに待っていた 書簡型だから封筒から手紙を取り出して1枚ずつ読んでいくのだが、元々手紙が好きなのもあってその動作すらたまらなかった 手紙のやりとりの間に挟まれる詩はヨルシカの曲なので、聴けるものは聴きながら読んだ 曲に対する印象が変わるというか、理解が深まった気がする 途中、ホラーかと思って少しびっくりした箇所があったが、当然ホラーではなかった 最後の方では自分に重ねてしまって涙腺が緩んだ どう物語を終わらせるのか気になっていたが、伏線回収もきっちりして物語的にもすっきり終わって個人的には好き 読んでみてから分かる書簡型であることの意味や、書簡型だからこそ出来た仕掛けに気付いた時には驚いたし、笑顔になった まだ発売されてなくて聴けない曲がたくさんあるので、今から聴くのが楽しみ 一つ一つ小説のことを思い出しながら味わって聴こうと思う それにしても、書簡型小説を読んだのは初めてではないけど、こんなに量があるものは初めてなのでついつい作った人達に思いを馳せてしまった ねるねるねるねみたいな作り方を想像した きっと大変だっただろうな、ありがとう



- 1140k@FELTz752026年3月1日読み終わった「違国日記」で槙生さんが、「人の手書きのものは読むのにエネルギーがいる」「生っぽさ」と言っていたが、ほんとそうだなと思いながらも読み始めたら一気だった。そして読後の心地よい疲労感よ。 封筒を取り、便箋を出し、一枚ずつ読み、一枚ずつ折り、封筒にしまい、また次の封筒を取り、という流れを繰り返しながら読み進めていく。 この物理的な操作と、それに伴って生まれる間も含めた体験が、この形の作品でしか味わえない。 原稿用紙や便箋への書き込み方が、まさに「生っぽい」。 活字で印刷されて製本された本では決してたどりつけない感覚にたどりつける、貴重な作品だった。 アルバムが出る前に読了できてよかった。 これを読んだ上で聞くのが楽しみ。 そして、アルバムの曲と曲順が耳に馴染んだら、また読み返してみようと思う。 読み返したくなる仕掛けも満載。

よる野@from_midnight_2026年2月27日読み終わった買って読んだ。前世あてに突然謎の手紙が届いた時はびっくりしたけど、こういう形になるんだなあ……と驚きながら読みました。 しみじみ好きだな……と思いました。




































