いぬい "体の贈り物" 2026年3月11日

いぬい
いぬい
@inuiru
2026年3月11日
体の贈り物
体の贈り物
レベッカ・ブラウン
主人公はエイズ患者の支援を行う団体UCSのホームケアエイド。初版が2001年らしいから日本でも丁度ターミナルケアやQOLが重視され始めたころ。 ホスピスを独歩で出て行ったエドの話が印象深かった(涙の贈り物)(動きの贈り物) ホスピスに入りたくない……というひとの気持を真剣に考えたことなかったな。確かにそこから生きて出て行くひとはいない。 「一生、死ぬまでここに住むのか?」と考えるとなんだかこわくて、住処を転々としていたときのことを思い出すと、たとえそこが天国みたいな場所であっても、「歩いて出て行けない」ということは恐ろしく感じる。 「夫を亡くして、本当に寂しかった」と彼女は言った。「あの人が死んでしまって、生きていられるかどうかもわからなかった。でも結局生きたわ」(充足の贈り物) ほとんど意思疎通のできないリックが必死につたえてくれる「I miss you」にも胸を打たれた(言葉の贈り物) ひとにほんとうの気持をつたえるのって特別なことなんだな。
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