体の贈り物

10件の記録
いぬい@inuiru2026年3月11日読み終わった主人公はエイズ患者の支援を行う団体UCSのホームケアエイド。初版が2001年らしいから日本でも丁度ターミナルケアやQOLが重視され始めたころ。 ホスピスを独歩で出て行ったエドの話が印象深かった(涙の贈り物)(動きの贈り物) ホスピスに入りたくない……というひとの気持を真剣に考えたことなかったな。確かにそこから生きて出て行くひとはいない。 「一生、死ぬまでここに住むのか?」と考えるとなんだかこわくて、住処を転々としていたときのことを思い出すと、たとえそこが天国みたいな場所であっても、「歩いて出て行けない」ということは恐ろしく感じる。 「夫を亡くして、本当に寂しかった」と彼女は言った。「あの人が死んでしまって、生きていられるかどうかもわからなかった。でも結局生きたわ」(充足の贈り物) ほとんど意思疎通のできないリックが必死につたえてくれる「I miss you」にも胸を打たれた(言葉の贈り物) ひとにほんとうの気持をつたえるのって特別なことなんだな。
海@okya00002026年2月19日読み終わった@ 図書館簡潔にまとめてはいけないと思いながら感想を書く。そこにいた人間の生身の感触が、そのままに残されている。映像を見ているようだった。主人公である語り手の生活を追っていくような物語構成が、患者と語り手との間にあった確かな繋がりを感じさせてくれる。
川元@osarusan2025年12月11日読み終わった面白かった。 どこがどう?と言葉で整えるのは難しいし、そもそも自分の中で整ってないけども。 何度か出てくる「可哀想に」がなぜか印象的だった。言葉以上のことを考えてしまいがちだけど、そのまま素直に耳に(っちゅうのは変だけど)響いた。 図書館で借りて読んだけど自分で買おうかなと検索したら今年復刊していた。タイミングが合ったなら買うっきゃないかー。
ロッタ@rotta_yomu2025年4月20日読み終わった訳者の柴田元幸さんのあとがきにも書いてあるけれど、要約ではきっとこの小説のよさは伝わらない。 それでも要約すると、「UCS(都市共同体サービス) でエイド(ヘルパー)としてエイズ患者をサポートする私と患者たちの物語」となって、きっと、「お涙ちょうだい小説...?」「...ちょっとそっち系苦手なんだよね〜〜」と嫌煙する人は多いと思われる。(実際わたしがそうです🙃) けれども読んでみるとそうではない。そうではなくて、レベッカ・ブラウンはとても簡素な表現で彼らの姿を書く。 彼らが生き死んでいく姿をわたしたちは主人公の私と共にただ静かにみつめ抱きしめる。 「死ぬのって、救いになりうると思う?」 「君、僕がいなくなったら寂しい?」 「もう一度希望を持ってちょうだい」 そんな彼らのことばに胸がつまる。涙がこぼれる。 わたしたちは死んでいく。 ひとりでもひとりでなくても苦しんでも苦しまなくても幸せでも不幸でもわたしたちはただ平等に呼吸を止める。 ・ (読んだ方〜〜、シナモンロールが食べたくなくなりますよね?)







