パン·オ·ショコラ "カッコーの歌" 2026年4月22日

カッコーの歌
カッコーの歌
フランシス・ハーディング,
児玉敦子
英国幻想文学大賞ファンタジー長編部門賞受賞作品。カーネギー賞最終候補作。 「あと七日」少女トリスの耳元で囁かれる言葉。昨日池に落ちて記憶を失くしたらしいトリスは、少しずつ父、母、そして妹ペンのことを思い出す。そして、破り取られた日記帳のページ、異常な食欲、恐ろしい記憶。わたしに何が起きているのー? 面白かった。ファンタジーにサスペンスものが絡み合い、読み進めるほどに引き込まれた。情緒あふれる文章が魅力的で、キャラクターも頭の中で動いたり表情を想像したりして楽しい。何物でもないトリスが、わたしになれるのか?あらゆる方向性を考えていたけれど、ラストも良かった。 『あたしからーある怪物からもうひとりの怪物にいわせてもらうと、人から怪物だといわれたからって、ほんとうにそうだというわけじゃないってこと。            "32 告白"より』
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