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パン·オ·ショコラ
パン·オ·ショコラ
パン·オ·ショコラ
@mw1122
コツコツと本を読むのも、Audibleで聴くのも好き note始めました🫧 "きつねみほ"🦊
  • 2026年7月11日
    風待荘へようこそ
    夫からの急な離婚の宣告を受けた眞夏。ひょんなことから京都のゲストハウスで働くこととなり、そこでの生活が綴られている。 オーナーの芹さん、舞台俳優の波由にアイスランド出身のふうちゃんたち。ゲストハウスやシェアハウスの人々との交流。パンデミックを経て観光客が戻ってきた京都を舞台に物語は進む。登場人物たちの細やかな心理描写に私の心は右往左往する。後半の危機を乗り越えていく様に安心感。美味しそうな料理にもわくわくした。 注:10年ほど前に観光で訪れたアイスランドが作中に出てきて懐かしくなった。ふうちゃんはそこで生まれ育ったんだなと感慨深かった。
  • 2026年7月10日
    短篇七芒星
    短篇七芒星
    #私の講談社文庫の朝井リョウセレクト。 以前より気になっていた著者の短篇集。いやはやすごい。グングン読まされる物語の流れやキャラクターも個性的だし、友人知人に面白いよとおすすめ出来る作品。しかし、個人的には好みではないかな。 好みでなくとも面白い。七篇のうちでは、"春嵐"が良かったな。
  • 2026年7月7日
    世界で一番美しい森への旅
    地球上に存在する多種多様な森。その姿はあまりにも美しい。たくさんの写真が写し出すその様は、まさに地球の宝物。森にとって、私たち人類は新参者だ。 旅行でマレーシアはボルネオ島に訪れたことがある。森林は生き物たちの生きる場所。野生の天狗ザルを初めて見たときは感動した。 数ある森の中でも、マダガスカルのバオバブ街道とブラジルのパンタナール自然保護区域に行ってみたいなと思った。身体全体で森を、自然を感じたい。
  • 2026年7月6日
    羊と鋼の森
    羊と鋼の森
    実写版を観て、とても良かったので原作を読みたいと思っていた。タイトルは原作を読み、なるほどと腑に落ちた。装丁も、ピアノを模しているのだろうか。 調律師という職業は知っていた。しかし、どのように調律するのかは全く知る由もなかった。本書を読んで、綿密でいて、根気の要るものなのだと分かった。音を整える。そこに何か命が宿るような気がした。 主人公の外村が、先輩たちと調律に出かける場面が特に好きだ。調律は、その人そのものを表しているようだ。"明るい"音が、様々な顔を持つように。それから、双子が弾くピアノを聞いてみたい。 『才能っていうのはさ、ものすごく好きだっていう気持ちなんじゃないか。どんなことがあっても、そこから離れられない執念とか、闘志とか、そういうものと似てる何か。俺はそう思うことにしてるよ。』
  • 2026年7月2日
    ようやくカレッジに行きまして
    前作に引き続き、Audibleで。光浦さんの朗読はやっぱり面白い…! タイトルにある通り、カレッジでの日々が綴られている。コミュニケーションツールである英語が苦手な光浦さんの奮闘が文章からみて取れる。それにしても、いろんなシェフがいるものだ。人なので相性がある。そして、キッチンは戦場なのだ。その戦場で生き抜いた光浦さんは、これからもカナダでたくましく生きていくのだろう。
  • 2026年6月29日
    それでも旅に出るカフェ
    新型コロナウイルスの影がちらつきながらも、それでも日常は続いていく。人と人の繋がりが希薄になりつつある世界で、カフェ·ルーズはひっそりと開かれている。また、カフェに集う客たちも皆やるせない想いを秘めている。 一瞬にして世界が様変わりしてしまったパンデミック。今日を生きるのにも不確かで、不安で、皆やり場のない想いを抱えて生きていた。そんな日常を切り取ったようなこの物語を読むと時に切なく、時には背中を押してくれる。 『最初はイメージだけでも全然かまわないと思うし、夢は少しずつ、現実と相談して軌道修正していけばいいんです。  "彼女のためのフランセジーニャ"より』
  • 2026年6月28日
    空をこえて七星のかなた
    宇宙、星をめぐる7つの連作短編集。 ひとつひとつの物語は一人称で進み、作風も様々。ひとつの物語として完成しているが、7作目で、パズルのピースのように繋がっていく様がとても心地よい。個人的に宇宙なるものが好きなので、そこも読むきっかけとなったポイント。 どの作品も胸をつくものがあるのだが、"弧舟よ星の海を征け"は読み終わったら、心がじんわりした。 『…昼間だって、見えないけれど星はそこにちゃんとあります。大丈夫、消えたりしません。思い出せなくたって、待っていてくれます。どうしても覚えていない、思い出せないのなら、これから築けばいいですよ。真っ白なところから始めればいいんです。       "弧舟よ星の海を征け"より』
  • 2026年6月25日
    あのころの僕は
    "あのころの僕"の目線で進んでいく物語。母親を失くした子どもの物語だが、幼い子どもの豊かさが感じられ、文章も美しく読みやすい。"僕"の通う幼稚園に転入生としてやって来た"さりかちゃん"との日々は、かけがえのないものだったろう。ゲームが出てくる場面は『トゥモロー·アンド·トゥモロー·アンド·トゥモロー』を思い出し、切なくなった。 父との旅行での話は、言葉にできない何か大切なものが詰まっている気がして好きだ。あと、ゾウのおばあちゃんも好き。 『世界にかけられたリボンが解かれ、包装紙がはがされて、そうして蓋が開くのを箱のなかからみつめるようなこの景色を、僕は知っていた。』
  • 2026年6月24日
    こひつじクロ
    こひつじクロ
    ある山の向こうに暮らす羊飼いのおじいさんと犬のポロ。毎日、羊の番をしている。 まっしろな羊の群れのなかに、子羊のクロ。クロは、「ああ、ぼくもみんなみたいにまっしろなら、どんなにらくだろう…」と思う。そんななか、山の向こうから、黒い雲がやって来て、嵐になった。羊の群れは…? おじいさんの「おまえはそのままが一番。」という言葉が沁みる…モノクロの素朴な絵もとっても可愛い。
  • 2026年6月21日
    庶務省総務局KISS室 政策白書 (ハヤカワ文庫JA)
    1967年グリフォンズ·ガーデン生まれの著者の最新作。本屋で出会った。 経済インテグレート·サステナブル·ソリューション室、通称KISS室が舞台のショートショート15篇。地球温暖化問題や働き方改革などの重要課題に対し、島崎室長と部下の中村君が繰り広げる政策提言は思わず笑ってしまうものばかり。なかでも、『閣僚·議員の心拍数連動型アラーム』『リサイクル胡蝶蘭』が面白かった。中村君の心の声のツッコミがナイスだ。 カバーイラストがカシワイなのもナイス! 『島崎室長は「ワイロウ」とか「スリザリン」と称するだけで、下級官僚や会社員がサービス残業をやめると思っているのだろうか。      "残業パラダイムシフト"より』
  • 2026年6月17日
    傲慢と善良
    傲慢と善良
    姿を消した婚約者、真実と、彼女を探す架。様々な人々と話す内に見えてくる真実の「過去」。読んでいくと見え隠れする"傲慢"と"善良"に読者である自分も胆が冷える。登場人物たちの言動とその解像度がとにかくすごい。 本作は、婚活小説または恋愛小説のようだが、解説の朝井リョウが述べているように自己を省みてしまう、そんな小説だ。読んでいて自分と重ねてしまう。自己の"傲慢"と"善良"に不意にも気付いてしまう。真実と架がどのような未来を辿るのか、その心理描写もまた本作の魅力のひとつだ。 『この人たちはー世界が完結しているのだ。自分の目に見える範囲にある情報がすべてで、その情報同士をつなぎあわせることには一生懸命だけど、そこの外に別の価値観や世界があることには気づかないし、興味もない。』
  • 2026年6月16日
    相談の森
    相談の森
    会社員でありながら、作家、コラムニストとして活躍する燃え殻さん。そんな彼が、文春オンラインの人生相談を引き受けることに。様々なQに対して等身大で答えている燃え殻さんがとても好きで、ハッとする言葉もちらほら。あぁ、ビール片手に愚痴を言い合いたい。 『生きている以上、あなたをこれからも誰かが測ってくるでしょう。いや、モノサシじゃなくて分度器を使う人もいるでしょう。はたまた手触りを大切にする人も、心の重さをグラムで量る人もいるかもしれません。あなたもあなたの基準で何かを選び、生きていくんだと思います。』
  • 2026年6月13日
    屍人荘の殺人
    屍人荘の殺人
    お世話になっている図書館で、"初夏の本まつり"というイベント?キャンペーン?をやっている。借りて中から本を出すまで中身が分からないというどきどきもあり、今回初めて利用してみた。こういうイベント大歓迎。 当たり出した本がこちら。実写化もされており、密かに気になっていた作品。あらすじを読むと、確かにこれは夏にぴったり。 本作は、気になってはいたものの、細かい内容には全く触れずに今回読めたので面白さが倍増している。本書は、ネタバレなしで読みたい!本格ミステリでありながら、ユーモアもあって、読みやすくて後半はほぼ一気読み。タイトルに屍とあるので、その辺大丈夫な人には推したいところだ。 続編も読みたい!
    屍人荘の殺人
  • 2026年6月11日
    成瀬は都を駆け抜ける
    成瀬はやっぱり成瀬だ。京都大学へ入学して、様々な人々と出会ったが、成瀬はブレない。成瀬の母が「そういう子なので」というように、成瀬は成瀬のままなのだろう。 最終話ではみんな集結して、桃鉄の「大歓迎」ムードに。そうだ、いつだって成瀬はみんなに開かれていて歓迎している。また、私と同じあだ名がまた出てきたのでドキッとした。 書き下ろしも含め全六話、その全てが成瀬だった。個人的には"やすらぎハムエッグ"が一番好き。
  • 2026年6月11日
    ときどき旅に出るカフェ
    装幀の写真が可愛らしいこちら。ずっと気になっていたけど、やっと読めた。 三十七歳、独身、一人住まい、子供もいないし、恋人もいない主人公の瑛子。彼女が、元同僚がカフェをやっていてそのカフェに通うようになる。そして、その元同僚、円がカフェで出すスイーツなどに心惹かれていく。まるで旅をしているかのような気分になるカフェ。日常の小さな気付きなどもちりばめられており、毎話読む度にハッとする。最終話は特に思うところがあった。 個人的には、第七話、ホイップクリームの決意が好きだなぁ。第三話、月はどこに消えた?も良い。著者の近藤史恵さん、さすがだ…!それにしても、カフェ·ルーズのような居場所が自分にもあればなと思ってしまう。 『自分が当たり前と思っているけど、本当は苦しいこと。自分が従わなくてはならないと思い込んでいること、全部、当たり前でもなんでもなくて、逃げ出してしまえば縛られていたことが馬鹿馬鹿しくなってしまうようなことなんじゃないかって。  "第九話 思い出のバクラヴァ"より』
  • 2026年6月7日
    銀河鉄道の夜
    銀河鉄道の夜
    宮沢賢治の名作に新たな命を吹き込んだ本作。アーティストの清川あさみが布、糸、ビーズやクリスタルを使用して"銀河鉄道の夜"を彩る。 名作で、読む度に気付きがある点に加えて、清川さんが彩る絵たちの魅力も相まってとても素敵な画集のようだ。なかでも、P53"舞い降りる鳥達"、P87"赤く光る蠍の火"、P109"牛乳を届けに"が特に好き。 銀河鉄道に乗って夜空を眺めてみたいけれど、終点はどこなのだろうか…?
  • 2026年6月5日
    あなたのための短歌集
    最近は短歌が気になる。 直筆の短歌とサイン入りを本屋で見つけて購入。直筆の短歌が刺さる。 こちらは、短歌の個人販売で依頼されたお題に基づき短歌を作り、便箋に書いて封筒で送る。「あなたのための」と名付けられているとおり、作られた短歌をどのように使うかは依頼者の自由で、著者自身にも残さない。とても斬新で素敵な取り組みだ。 お題に基づき作られた短歌はほんとうに「あなたのための」短歌で、それでいて「だれかのための」短歌にもなる。私自身、この短歌集を読んでなんとも言えない気持ちになった。どこかにいるもうひとりの私と出会ったような気持ち。読む度に私に出会い直すような。
  • 2026年6月2日
    やっぱり食べに行こう。
    フードエッセイが好きだ。それは、私自身が食べることが好きだから。食べることに一喜一憂している様がうれしいのだ。 原田マハは『ジヴェルニーの食卓』を読んで、なんて細やかな感性を持った人なんだろうと心が踊った。そんな人の食エッセイ!読まない訳にはいかない。 アートのキュレーター、カルチャーライターを経て小説家となった彼女の感性が溢れている文章たちは、読んでいるだけでお腹が空いてくる。なかでも、餃子の話は興味深い。私も餃子が大好きなので、ロシアの餃子"ペリメニ"や、"西安の餃子"を食べてみたいなぁ。 『なんの変哲もない食事。それこそが平和の証しなのだと嚙みしめた。 アートとグルメ"ゲルニカのタパス"より』
  • 2026年6月1日
    クタクタな心と体をおいしく満たす いたわりごはん
    最近よく作っている長谷川あかりさんの初レシピ本。今やSNSに溢れているレシピたち。ネットも良いけど、やっぱりレシピ本は良い! しょうゆ&みりん仕立てのサラリとした"ビーフストロガノフ"、ローリエの香りに癒される"豚バラとインゲンのコロコロ酒蒸し"、ふんわりもっちりな"ズッキーニとクミンのオムレツ"などなど。 どのレシピも、あかりさんのこだわりを感じられてまさしく『いたわりごはん』。巻末の『おわりに』にあるように、「手間をかけずに、こんな料理が作れる私、天才!」と自分を肯定することができる、素敵なレシピ本。
  • 2026年5月30日
    蜂蜜パイ
    蜂蜜パイ
    だいぶ久しぶりの村上春樹。本作は『神の子どもたちはみな踊る』が初出で、こちらは未読。 村上春樹と言えば長編のイメージだけど、短編も面白いんだなと再確認。主人公の淳平が語る"熊のまさきち"の物語が可愛くて、和む。熊のとんきちが作る蜂蜜パイ食べてみたいなぁ。カット·メンシックが描くイラストも物語にスパイスをチラリと加えててとても良い。 村上春樹の新作が気になる…!
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