碧衣 "幼年期の終わり (光文社古典..." 2026年4月22日

碧衣
碧衣
@aoi-honmimi
2026年4月22日
幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)
巨大な宇宙船に乗った異星人はなぜ地球にやって来て人類を統治し平和をもたらしたのか。後に人類の知能を飛躍的に向上させた一方で、彼らから特定のものを失わせたことにどんな意味があったのか。 オーヴァーロード(最高君主)と呼ばれる異星の者たちの目的、 それは人類と地球の運命を大きく変えるものとなる──。 SFと哲学。決して得意とは言えない(むしろ苦手寄りな)ジャンルにも関わらず読みやすい文章とミステリー的な要素も相まって、あまり苦労することなく読むことができた。とはいえ、決して単純な物語ではないので全てを理解できたとは到底言えないが。 オーヴァーロードが統治してから人類と地球がたどる運命にはこの星に生きる者として寂しさを感じずにはいられなかった。 広大な宇宙に対してあまりにもちっぽけで無力な人類とその営みに虚しさを覚えて、自分たちの存在の意味なんて答えが出ない問いについて考えたくなってしまうほど。
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