幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)

13件の記録
碧衣@aoi-honmimi2026年4月22日読み終わった巨大な宇宙船に乗った異星人はなぜ地球にやって来て人類を統治し平和をもたらしたのか。後に人類の知能を飛躍的に向上させた一方で、彼らから特定のものを失わせたことにどんな意味があったのか。 オーヴァーロード(最高君主)と呼ばれる異星の者たちの目的、 それは人類と地球の運命を大きく変えるものとなる──。 SFと哲学。決して得意とは言えない(むしろ苦手寄りな)ジャンルにも関わらず読みやすい文章とミステリー的な要素も相まって、あまり苦労することなく読むことができた。とはいえ、決して単純な物語ではないので全てを理解できたとは到底言えないが。 オーヴァーロードが統治してから人類と地球がたどる運命にはこの星に生きる者として寂しさを感じずにはいられなかった。 広大な宇宙に対してあまりにもちっぽけで無力な人類とその営みに虚しさを覚えて、自分たちの存在の意味なんて答えが出ない問いについて考えたくなってしまうほど。
- 明らか@akiraka2025年7月29日買った読み終わったSF古典名作のひとつ、新しい事実が解明されるとまた新たに謎が…と展開していったミステリ調の『星を継ぐもの』と比べ、こちらはページを捲る手が遅々として進まず…!(仕事が忙しかったのもある) 2章のジャンが動き始めるあたりから面白くなってくる。 子供たちが覚醒してくるあたりで、ガンダムのニュータイプの着想ってここら辺からかな?とかよぎったけど、最後こんな展開になるのは予想がつかなかった! 「人間の心は海に囲まれた島だと考えてみてください。それぞれは隔絶されているように見えますが、実際には、海底の岩盤でつながっています。海の水が消えたら、島は一つも残らない。それまであったものはすべて一つの大陸の一部になるんです。ただし、個としての存在は失われます。」 人類全体の無意識ってこういうものだよーって言われたら納得してしまうかも…と思ったところ。 思い返せば1章のストルムグレンとカレランが話していたところから随分と遠くに来たものだ…という気持ちになった。









