幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)

2件の記録
- 明らか@akiraka2025年7月29日買った読み終わったSF古典名作のひとつ、新しい事実が解明されるとまた新たに謎が…と展開していったミステリ調の『星を継ぐもの』と比べ、こちらはページを捲る手が遅々として進まず…!(仕事が忙しかったのもある) 2章のジャンが動き始めるあたりから面白くなってくる。 子供たちが覚醒してくるあたりで、ガンダムのニュータイプの着想ってここら辺からかな?とかよぎったけど、最後こんな展開になるのは予想がつかなかった! 「人間の心は海に囲まれた島だと考えてみてください。それぞれは隔絶されているように見えますが、実際には、海底の岩盤でつながっています。海の水が消えたら、島は一つも残らない。それまであったものはすべて一つの大陸の一部になるんです。ただし、個としての存在は失われます。」 人類全体の無意識ってこういうものだよーって言われたら納得してしまうかも…と思ったところ。 思い返せば1章のストルムグレンとカレランが話していたところから随分と遠くに来たものだ…という気持ちになった。