
阿部義彦
@xtc1961ymo
2026年4月23日
「わからない」という方法
橋本治
読み終わった
ちくま文庫4月の新刊。橋本治ちゃんは、多大な影響を受けた作家です。親本は01年の集英社新書でしたが、これが初読みでした。鵺の様な捉えどころの無い作家ですが。古典、創作、エッセイ、時評、翻案、純文学、歌舞伎、能、これだけ、これ以上のとにかく量産をしたにも関わらず文壇からは無視され続けた何でも屋でしたが、それは、正解を必要とする活動とは、縁を切り、わからないからやってみるという方法論を実践したからでした。その端緒となった、河出書房新社から出した男の編み物の本を、当時アルバイトをしてた、トーハンで社員割引で自分は買って、実践してました。イラストも達者で、ポスターも描いたし(例の東大のアレ)、漫画評論で頭角を表し、ビックリハウスで審査員をしたり、テレビのキャンペーンにも出て髪の毛を金髪にしたり、頭が良すぎて更に1周して、とにかく知らない人には説明のしようが無い、決して群れないアウトローな雑文芸作家でした。もっと知られて欲しい愛すべき、わかる人だけに分かる啓蒙作家でした。絶版が多く古本屋巡りでは必ずチェックしてます。本人はそう簡単に分かられてたまるか!とあの世で舌出してるでしょう。





