彼らは読みつづけた "ちゃっけがいる移動図書館" 2026年4月23日

ちゃっけがいる移動図書館
ちゃっけがいる移動図書館
高森美由紀,
髙森美由紀
*読書で見つけた「読書(する人)」* 《レジのおじいさんは極限までエネルギー消費を節約していますという動きで金銭授受をし、絵本を、もはや半透明と言ってもいいほど薄い紙袋に入れてくれた。 ちゃっけがガラス扉越しにこっちを覗いている。じっと待っている。 店を出ようとしたところ、 「良い読書の時間を」 しゃがれた声が背中に触れた。肩越しに振り返る。おじいさんは新聞に目を落としている。私は会釈をしてガラス扉を押し、外に出た。 ちゃっけが飛びついてきた。》 — 髙森美由紀著『ちゃっけがいる移動図書館』(2024年8月Kindle版、中央公論新社)
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