
nica
@nica
2026年4月23日

読み終わった
Kindle
古本屋
以下ネタバレ(文章)あり
ずい分前に一読した事ある
映画も見たことある
内容をちゃんとしっかり覚えていなかったし
今の私とは違う年の時に読んだからきっと響くところや読了後の余韻が違うだろうな
と思って 再読した
案の定 余韻がすごくてしばらく次の本が読めそうもない
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夏に死ねなかった蝉が、息をひそめて幹にしがみついている気がした。生き残ってしまったことを悟られないよう、決して鳴かないよう声をひそめて。
その子は、朝ごはんを、まだ、食べていないの、と。 自分がつかまるというときに、もう終わりだというときに、あの女は、私の朝ごはんのことなんか心配していたのだ。なんて――なんて馬鹿な女なんだろう。私に突進してきて思いきり抱きしめて、お漏らしをした私に驚いて突き放した秋山恵津子も、野々宮希和子も、まったく等しく母親だったことを、私は知る。




