
ひかりとかげ
@hikakage
2026年4月24日
はじめての人類学
奥野克巳
読み終わった
レヴィ=ストロースやマリノフスキ、ボアズ、ルース・ベネディクトなど、他の本や解説動画で見聞きした覚えのある人物たちの名前が載っていたこともあり購入した。
先に小倉ヒラクさんの『発酵文化人類学』を読んでいたこともあり、そもそもタイトルにある「人類学」とは何かを深く意識していなかったが、先に挙げた人物たちがその系譜に連なる研究者だと識れた。
人類は環境や歴史によってさまざまな価値観を持つ。独自の交換ネットワークや宗教もまた、共同体を結びつける重要な土台なのだと思う。そうした多様な背景を持つ人々を、雑に「人類皆兄弟」として一括りにすることはできない。かといって、記号のように研究し、差別や区別の対象として扱うのも違う。「ともに」という視点が人類学には大事だとティムインゴルドは言う。
これからは必然的に、さまざまなバックグラウンドを持つ人々と身近に共生する社会へ移行していく。だからこそ私たちは、相手の背景を理解しようとする姿勢を持ちながら、どう共存していくかを一人ひとりが考えなくてはならない時代に入っているのではないかと思う。