舳野
@henomohe
2026年4月15日

怪物の森―未解決事件捜査官ヴァン・リード―(新潮文庫)
ジェス・ロウリー,
北綾子
読み終わった
表紙の少女は茶色の髪だけど茶色の髪の少女は帰ってきている。ブロンドの彼女の妹と友人。
犯人は主人公ヴァンにも興味を持つのでブロンドの美しい女がターゲット。
無垢できよらかなの犯人も少女を物扱いしたが、ペドフィリアは子供をものとしか見ていないのに性愛の対象となりうるという矛盾した考えをもっている。
そしてヴァンを支配していたカルトの男もそうだ。
ノンフィクションのカルト村で育った筆者がその村での結婚事情を描いていたが、若い女を資源として考え、長く貢献した男(つまりおっさん)に分配してしかるべしという考え方だった。
腕力や立場が弱いものは強い物の所有物というのが共通している。
ヴァンはフランクの支配にまだ捕らわれているし、相棒で彼女を理解してくれた先輩の死にも囚われている。
さらにはとんでもない秘密を抱えていて新しい相棒との間に溝が存在している。
事件は解決するしヴァンも前進するが相棒の妹の謎やヴァンの秘密もどうなるかは続編に続くらしい。出るのか心配。

