おかりな "銀の匙" 2026年4月23日

銀の匙
銀の匙
中勘助
不朽の名作として名高い本作を読了。 心身ともに弱い主人公が、信心深い仏教徒の叔母に育てられた幼少期の思い出を綴った作品。文章一つ一つが鮮明で丁寧で綺麗で自然の美しさを感じられる。後編の成長後に戦争の世も相まって兄と折り合いが悪くなったり世間に馴染めなくなる様子が、繊細で感受性豊かな人間目線の脆さという感じがしてリアルで良い。 強くない人間にあたりの強い世の中ってこんな感じだったと弱い側の人間だったあの頃の自分を投影した
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