伊藤裕満 "ガラスの街(新潮文庫)" 2026年4月24日

ガラスの街(新潮文庫)
ガラスの街(新潮文庫)
ポール・オースター
主人公の本当の名前、作家としての名前、小説の主人公の名前、間違えられた名前と主人公一人に4つの名前が重ねられる。 現実と虚構が曖昧になり、時間の流れ、アイデンティティ、目的、何もかもがおぼろげになっていく。 そしてそれらを包むニューヨークというまるで迷路のような街。 軽やかな文章で、時代的にも村上春樹と共鳴しているように感じる。(みんな言ってるとは思うけど) そして『薔薇の名前』とも共通点が多かった。 火事、聖書、メタフィクション、探偵、終わり方、迷路、架空の文書などなど
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