はな "アリアドネの声" 2025年3月18日

はな
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@hana-hitsuji05
2025年3月18日
アリアドネの声
初めて参加した第1回目の読書会で同じテーブルの人が推した本。 その日はこの本から若干人見知りされているような距離を感じていて、なんか私みたいなタイプの読み手がこの本は好みではないのでは…みたいな印象を受けていた。 気まぐれでKindle Unlimited検索したら あるじゃん!!やあまた会いましたね。 数年後の夏に映画館で上映されてるのが目に浮かぶような、文章を読みながら脳内で映像が再生されていく臨場感がすごかった。 読むのを止めるのが難しかった。 そして鈍感な私は最終章終盤で『無理』という言葉の解釈と、それぞれの人が出会っていく瞬間とか過程で何かキーワードがスルスル繋がっていく様が気持ちよかった。 私も時にウザい側になるし、差し出されたウザさに対する違和感を重たく感じることもある。 人に手渡したものがその瞬間に受け取ってもらえなかったり、その逆もまた然り。 そういうタイムラグがいいなと思った。 この本みたいに、ちょっと遠くに思っていたら突然自分の傍に近づいてきてくれることもある。 私は私でまた勝手に自分のアンテナに引っかかったメッセージを受け取って胸がいっぱいになる。 久しぶりに時間を忘れて読み耽ってしまった。 今、何時??
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