酸菜魚 "過疎ビジネス" 2026年4月25日

酸菜魚
酸菜魚
@suancaiyu
2026年4月25日
過疎ビジネス
横山記者と、問題意識に賛同した多くの協力者による、非常に社会的意義のある報道。 エピローグの最後、この6行にまとまっている。 この先の地方は人口減少に拍車がかかり、否応なく過疎化が進む。 過疎自治体は国から投じられた補助金や交付金で延命を続ける。 そこに目をつけた都会のコンサル企業が言葉巧みに群がってくる。 官民連携の名の下に行政機能の外部委託が進められ、地域は自ら考えることを止める。 やがて自治体行政はコンプライアンス意識が根本から崩壊した「限界役場」と化す。 そんな地方創生が死ぬ日が来ないことを願う。 ○地方のプライド 地方創生という言葉が私はあまり好きではない。 地方は創生されたいと思っているのか?と疑問に思っている。 上の引用にもあるが、人口減少に歯止めがかからない状態では、延命措置にしかならない。それは自治体同士の人口の奪い合いであり、消耗していくだけだと思う。 一部の力を持った自治体が人口の奪取に成功し、他の自治体は寂れていくだろう。 「寂れていくのは仕方ないけど、いい寂れ方をしていきたい」といったような町議の声が印象に残った。地方創生とは、自治体、住民の尊厳の話なのかもしれない。 ○アナキズム 首長と議会が考えることをやめてコンサルに丸投げした結果、コンサルに乗っ取られ、企業版ふるさと納税制度の穴をついた寄付金還流ビジネスで好き放題にされてしまう、という話だが、以前読んだ「シン・アナキズム」が想起された。 デベロッパーは町の発展に責任を持ってくれない。失敗しても逃げるだけ。そこに住んでいる住民こそが町を作っていかなければならない、というアナキズム的考えの必要性が改めて理解できた。今回はコンサルだが、やはり外の力に頼りすぎず、自らが主体性を失うことなく町を作っていくのだ、というマインドが必要不可欠なのである。
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