

酸菜魚
@suancaiyu
嵩張るので最近はKindleだけど、辻村深月だけは絶対に紙で手に入れる。
30代男性
台湾が好き。
- 2026年10月1日
恋せぬふたり吉田恵里香読み終わった@ 電車Kindle Unlimitedにあってたまたま。 ドラマのノベライズだったのか。なるほどコロコロと転がるように展開していく。 アロマアセクの方に対する恋愛ありきのものの見方だけではなくて、誰に対しても自分の「普通」を押し付けてはいけないな、と自省。 高橋さんを高橋一生が演じてるのをすごく簡単に想像できる。笑 そんなのポイッです!ポイッ! - 2026年9月26日
プロジェクト・ヘイル・メアリー 下アンディ・ウィアー,小野田和子読み終わった@ 自宅やっぱりSFおもしろいなぁ そしてこの本は読みやすい。小難しい理論が述べられたりするけど、それってつまり簡単にいうとこうだよね、とグレースがまとめてくれる。 一度離れたロッキーと再会できるかどうかの緊張のなか、ゴシック体で「グレース、質問?」と書かれたところを見た時の安堵感ときたら…… 自分だったらストラットにまた会えたらなんて言ってやろうかと考える。なんだかんだ、冗談半分みたいなことを言ってしまいそう。 だって「ああ、女神様どうか……」みたいな祈りのプロジェクトが成功したんだから。 - 2026年9月25日
- 2026年9月24日
擬傷の鳥はつかまらない荻堂顕読み終わった@ 飛行機面白かった! もっとReadsに記録があるだろうと思ったら数件しかなくて驚く。見つかれ! 歌舞伎町が舞台。暴力団、デリヘル、ナイフ、スタンガン、光の当たらない街で繰り広げられる現実と、主人公のサチが持つ「逃し屋」の不思議な力が交差する独特な設定。 一つの出来事の背後に、さまざまな人の嘘が絡み合うことで隠された事実がある。 設定がいいのに加えて、主人公のサチがかっこいい。もちろんヒーローではない。でも、マックスマーラのドレスを着て、ナイフを自在に操るその姿は素敵。 第2長編も買ってある、読もう! - 2026年9月21日
その犬をください逢坂冬馬気になる - 2026年9月17日
スペードの3朝井リョウ読み終わった@ ホテルまるで辻村深月。表題作では名前がちょっとした引っかけになっているところとか、初期の辻村深月によくある感じ。 でも辻村深月とは違って、終盤のアツさがなく、けっこうサラッと終わるのが朝井リョウだなぁと感じた。 自分のずるさに気付いているその強かさ、すてき。 - 2026年9月15日
心はどこへ消えた?東畑開人読み終わった@ 自宅東畑さんの本を初めて読んだ。 臨床心理士としてカウンセリングをしながら、コロナ禍に雑誌に連載していたエッセイの単行本の文庫版。 文章が面白くてサラッと読めるのに、心理士として心を見つめる東畑さんの深くて鋭い視点が読み応えを生んでいる。 5ページくらいのエッセイが数十遍入っているのだけど、おそらく自分の心の状態によってその中でどのエッセイが心に響くか変わると思う。 今回心に残ったのは、『巨匠からの手紙』より 「見られる」はふしぎだ。それは見張られていることでもあり、見守られていることでもある。 どちらかというと、普段の私たちは「見張られている」を感じることが多い。社会は厳しい。気を抜くと叱られるし、失敗の責任は追及される。見られたくないところばかり、見られているような気がする。 だけど、社会は意外に優しいのではないかと感じるときもある。見せているつもりのなかったものまで、よくぞ見てくれていたと感じるときがあるからだ。 (98ページ) これまで誰かに見守られて生きてきたという気がする。親や友人や、先輩、ときには後輩に、気にかけてきてもらったと思っている。見張られているというのも間違いじゃないけれど、そこに愛があるかぎりは見守りだと感じる。 自分は誰かを見守るのが得意ではないけれど、これからは誰かを見守ることができるようになりたい。 - 2026年9月6日
読み終わった@ 自宅去年の10月に「気になる」しておいて、ようやく図書館で借りた。 読んでよかった。 資本主義と能力主義との距離の置き方を教えてくれるんだけど、これまで読んだことのある資本主義・能力主義に関する本と比べてちゃんと血が通っている、というかたまに出血しているくらい(文中で本人も「心の出血」と表現している)の生々しさがある。 強いと思っていた自分が鬱になって、ようやく見えた弱さが根底にあるから空回りしていない。 能力があるということは、環境や周囲の人間という外部リソースと自分の中にある内部リソースをうまく組み合わせてより良い結果を得ることができた場合のことを指す。能力は内的要素ではないのである。 それなのに、力という人間の内から湧き出るようなメタファーで語られることによって、能力が個人にあるものだと思い込んでしまっている。 能力があると今評価されているのは、たまたま資本主義というゲームが得意なだけであって、他の時代ではそうはいかないはずだ。 能力主義に疑問を抱くのは、強いビジネスパーソンであろうとしていた自分が鬱で弱くなってからである。強いままでは気付けないこの世の違和感に、気付かせてくれるとはいわないまでも、苦しんでいる人がいることを教えてくれるのが本なのだと思う。 *** ちょうど並行して読んでいる『資本主義と、生きていく。』の別アプローチという感じ。冒頭書いたけど、こっちのほうが一人称的で、身に迫るものがある。 - 2026年9月5日
- 2026年9月4日
火花又吉直樹読み終わった@ 電車おもしろかったー! 神谷と徳永の会話はおもしろいし、最後のライブは泣けるし、おっさんの巨乳はびっくりした。 あとなんだか公園ばっかり行ってる気がする。 自律の話だった。 どこまでも自律していて、他所から借りてきたものではない、自分が思う「面白い」を目指す神谷。 まさに積極的自由。人生の主人公として生きられる神谷は、周りからは理解されなかったりするけれど、徳永は神谷と出会って自分なりの自律を学んでいく。 文庫についてるエッセイもよかった。又吉といえば太宰治だけど、芥川もお好きなのね。 - 2026年9月3日
- 2026年9月3日
ふだんづかいの倫理学平尾昌宏読み終わった@ カフェ読みやすくておもしろい。 大学生、もしかすると高校生でも読めるかも。 個人、身近な関係、社会の3つに対して、それぞれ自由、愛、正義という倫理の基本原理をあてて考えてみると、何が正しいのかということを考える時にわかりやすくなるよ、ということを軽くてお茶目な語り口で教えてくれる。 心に残ったのは、個人の積極的自由。 自分の人生で自分が主人公になるために、自分の生き方、人生を自分で決めていくのが積極的自由。そしてそれを自律と呼ぶ。 流されるように生きていくことはできるけど、一度しかない自分の人生で、自分が主人公にならないなんてもったいない! 何をして生きるか、何を大事にして生きるかを、誰かに任せず自分で決めて、人生を自由に行きたい。 忘れちゃいそうなのでメモ。倫理の基本原理とパターンまとめ。 個人 ・消極的自由 ・積極的自由 愛 ・横の相補愛 ・縦の相補愛 ・横の共同愛 ・縦の共同愛 社会 ・調整の正義 ・分配の正義 ・交換の正義 - 2026年8月30日
カフェーの帰り道嶋津輝読み終わった@ 自宅いい本だったなぁ〜 ゆったりした話で、どんどん展開していくような勢いはないのだけど、心があたたかくなる。 女給のみんな、いいキャラしてる。 『嘘つき美登里』に出てきた園子さんが好きだなぁ。19歳です、と言い切れるその芯。世間知らずだからこそのところもあるのかもしれないけど、それが彼女のよいところ。 あとは理髪師の向井がいいやつ。かっこいいなぁ。 体がちっちゃいことに対して、いじけてないところが好き。大人に見えるように髭を蓄えていたりして愛らしい。 最近上野あたりに行くことが増えたから、親近感がわいて楽しく読めた。 カフェー西行ってどのあたりの設定なんだろう。 あったらいいなぁ。 - 2026年8月29日
- 2026年8月29日
バルカン・エクスプレス: 女心とユーゴ戦争スラヴェンカ・ドラクリッチ読み終わった@ 自宅クロアチア独立戦争を一般市民として経験したジャーナリストのエッセイ集。 戦地の体験記ではなく、日常に徐々に入り込んでくる戦争に対して、一般女性としてどのように体験したか、どのように考えたか、が書かれている。 戦争が始まっても何事もないように、意識的に、ときには無意識的にいつも通りの生活を続けようとしてしまうそう。まるでよその国で起きていることのように感じるが、ふとした時に、戦争を見ないようにしている自分に気付く。 自分だったらどう過ごすだろう。ニュースではきっと戦争に関する情報ばかりが報道され、意識しなくとも自分の世界に入り込んでくるはずだ。それでもドラクリッチと同じように、カフェで読書したり、ジムに行ったりして普段通りの生活を続けるような気がする。そうやって、自分と戦争の間に線を引くのだろうと思う。 図書館で借りたら、なんだかかわいい書き込みがあった。ニケ。 書き込みはダメだよ!!
- 2026年8月25日
ガラスの街ポール・オースター,柴田元幸読み終わった@ 電車ミッドナイトジュンクラブの読書会で読み始めたものの、深夜2時は眠すぎたので読み終わらず。新幹線で読み終えた。 探偵小説のようでそうではない、謎が謎のまま終わる物語。不思議と嫌な感じはしない。 現実と虚構の境が曖昧になるような仕掛けが、物語の中でも、メタフィクション的にも用いられていて、読んでいてよくわからなくなってくる。 クインは間違い電話(間違いなのか?)をきっかけに、オースター(登場人物)を演じる。だんだんとクインの自我が揺らぐ。 スティルマンはバベルの塔の神話を遡って人類の堕落を取り戻すために、息子の言葉を奪おうとする。虚構の現実再現を試みる。 クインが浮浪者を観察する。やがては自分が浮浪者のようになっていく。 登場人物のオースターは、作者のオースターと同じく作家。この物語の世界は作中のオースターによって描かれた? しかし終盤、このクインの謎に満ちた人生を書き起こしたのはオースターの友人だということがわかる。だれ? タイトルの『ガラスの街』はなにを表しているんだろう。 ガラスが出てきたのは、何日も何日も屋外でシャワーも浴びず髭も剃らずに空を見つめて過ごしたクインが、街のショーウィンドウに映る自分を見て、自分だと気づかないシーンくらいか。 現実の脆弱さを表現しているのかな。 - 2026年8月22日
- 2026年8月22日
- 2026年8月22日
- 2026年8月22日
読み込み中...