みなさく "成瀬は都を駆け抜ける" 2026年2月12日

みなさく
みなさく
@minahiton
2026年2月12日
成瀬は都を駆け抜ける
成瀬三部作完走。追ってる最中も常に楽しく、爽やかな読後感。完結してしまうのが惜しまれる。 シリーズ一作目を読んだ時には二作目が発売した頃だった。 一作目、二作目、と連続で読んで、続刊予定があることに喜んだ。 今回は、三部作とされているようなので、一応シリーズ完結なのかな? 二作目に芽生えた恋フラグはどうなるか、島崎と離れての大学生活はどうなるのか、など期待しながら読んだ。 新キャラも変わり種で抜けてたり未熟なところもあるが憎めない子たちばかりだった。 母と子、母と祖母の描写に切なくなったり。 文通相手との関係は、個人的には応援していたが、ドンマイな感じで、らしくもあり。 一部、森見作品知らない読者が同じように楽しめるかな?という不安も若干あったが、総じて今作も私は楽しませてもらいました。 三部作を通して、色んな挑戦をし、色んな人と出会い、影響を与え合った成瀬。 高校生の夏休みから、受験、大学生活、と成瀬の成長を見届けてきた読者にとっては、正直、名残惜しくもある。 しかし、彼女の周囲に集まる人々とのこれからが輝かしいものであるという期待を持てる終幕だったので、こんなフィナーレならまぁそれもいいか、と笑顔になれた。 人のダメなところ、未熟で欠けているところ、を描きつつ、それを曇りない成瀬の目を通して読者にスッと受け取らせてくれる所や、成瀬の影響を受けて人が変われるということ、また、成瀬自身もそれによって成長していく過程が好きでした。 そして、日々進化の足を止めずに進んでいきながらも、幼馴染の島崎との変わらぬ絆が描かれる事で、最初、あの夏休みに読者が出会った成瀬のままでいてくれているのが解るのもよかった。 この夏、読書友達と二人で膳所に行って、ミシガンに乗ります。 また、いつか、成瀬に逢えたら嬉しい。 追記:今回もAudibleが同じ方で公開されていたので、聴きました! もう、本屋で成瀬を見たらこの方のお声で再生される。めちゃくちゃ聴きやすくて、作品のもつ瑞々しさが伝わる朗読でした! 未聴の方はぜひ!
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