
いちのべ
@ichinobe3
2026年4月25日
他人屋のゆうれい
王谷晶
読み終わった
気軽にサクサク読めるエンタメ小説、という意味では珍しくないのだが、「クィアへの目配せがあると、こんなにもノーストレスなのか……」という体感は他で味わい難いものだった。この小説の世界の中には、自分みたいな人間も存在することを想定されているな、という感覚。
主人公を含む登場人物それぞれに、それぞれの問題や課題があって、それらすべてが解決するわけではないけど、それでも人生は続いていくし、落としどころを見つけたり、関わりの中で変化が生まれる。その人間の営みが愛おしいなと感じられた。

