コダック "人間標本" 2026年4月25日

コダック
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@reads_brain
2026年4月25日
人間標本
人間標本
湊かなえ
3/5 面白かった。二転三転する構成に乗せられるかたちで、ぐいぐい読まされた。序盤はやや退屈に感じたが、その印象を覆すように後半で一気に加速していく展開がとても面白かった。 ただ、湊かなえ作品に対して自分が苦手に感じる点が今回はっきりした。あらすじがあまりにも面白そうに見えてしまうことだ。実際に読んでいるあいだそれなりに面白いが、最終的には、そのあらすじが抱かせる期待感を上回るほどではない。 また湊かなえに限らず、ミステリ全般に通じることかもしれないが、登場人物のほとんどが物語のための装置として生み出されているように感じられるところが苦手なのだと思う。作品の構造や構成にはたしかに意味がある一方で、そこに描かれる人々の悩みや苦しみまでもが、その装置を機能させるためのものとして配置されているように思える。その点に、自分は強い苦手意識を抱くのだとわかった。
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