あやな "暁星" 2026年4月25日

あやな
あやな
@ayn__124
2026年4月25日
暁星
暁星
湊かなえ
幼少期狂ったように読んでいた湊かなえに久しぶりに戻ってきた。彼女の美しく遠回しなこの文体。これが湊かなえだよなあと、何年経っても変わらない美しさに再会できて嬉しくなった。 湊かなえ作品の中では重すぎず、ミステリーでもなく、美しく、哀しい純愛小説であった。暁闇と金星は、それぞれの視点から語られることが意味を持ち、嘘をつくこと、フィクションであると書くことが後からじわじわと効いてくる。金星の後半、2人の苦しみが段々と伝わってくる。この2人の美しい関係は、どす黒く深い闇が繋ぎ止めているという皮肉にも苦しくなる。 暁闇の終章「ただ星を守りたかっただけ。」が、じんわりと心に響き続けている。 美しい作品だった。
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