
giraffe
@giraffe
2026年4月26日
ある行旅死亡人の物語
伊藤亜衣,
武田惇志
読み終わった
わたしはひとの死は2つあると考えていて、ひとつは医学的に判断される肉体の死…いわゆる心臓死/脳死
そして、もうひとつが社会的な死…つまり、人生とは社会との繋がりであって、それが消えてしまうことが死であると
葬儀や定期的に執り行われる法事の類も、遺されたひとたちの人生にそのひとの死が少しずつ馴染んでいくために必要な儀式なんだとおもってる
ひっそりと人生を終えたそのひとの…死者の人生を追ったとき、半世紀以上のときを経てみえてきた、今にも消えてしまいそうな社会とのつながりは過去を懐かしむ温もりを湛えていた
一方で、ひととひととの関係が希薄でありながら、あらゆることが記録される今を生きるわたしたちはこの先、果たして自身が生きたことをどうやって証明し、それが自身であることを誰に伝えることができるのだろう

