"鹿の王 下" 2026年4月26日

ぬ
@tanu-nu
2026年4月26日
鹿の王 下
鹿の王 下
上橋菜穂子
生命とは何か、生きるとは何かということをず〜っと語ってきた物語だったけど、そこに侵略者と征服された者、移住者たち、権力者たちの思惑などが絡み合って複雑な模様が浮かぶ話でもあった。あたたかさと安堵と一抹の寂しさを感じる結末だった。 生命と生きるということはイコールではなく、死に場所を求めるだけだったヴァンという男が、ユナと出会い、トマと出会い、トマの家族と出会い、サエと出会って再び生きる力を得て、その上で最後に選んだ選択肢がヴァンらしくて泣けた。きっとユナが希望になるんだろうなと思っていたので絶望せずにすんだけど、ユナちゃがしゅっぱ〜つ!してなかったらだだ泣きしてるところだった。ありがとうユナちゃ。 あと本当にトマの家族たちが善良な人たちで、救われた部分が多い。善き人々に幸あれなのだ。 しかし上橋先生の描かれる『失った男』、イアルもそうだったけど、強くて静かで激情を秘めてて、す、好き〜!! となってしまうな。ヴァンはイアルよりも安定感があってよい、イアルは少し不安定なとこがよい。どっちもメロい。うむ。もう一人の主人公のホッサル? ホッサルはねぇ、失ってないので選外です。 ところでチイハナさんの発音がどうしてもちいかわになってしまうんだけど、ほんとのところはどうなんだろうか。
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