森
@mori16
2025年3月19日

読み終わった
@ 日記屋 月日
八月十五日、一月十七日。三月十一日、七月二十六日......。日付は傷跡と似ていて、目にしただけで「ああ、あれがあったあの日」というのが分かります。あのとき自転車ですっ転んでできたやつだ、というように。それに、しぶとく、長らく残り続ける傷もあります。
P53
日記の日付は傷跡。どきっとした。
刹那的な記憶を文字でつなぎとめるのが日記という印象だけど、その中でも日付は、揺るぎない現実としてピンを刺すように強力で、どこか生々しいものに思えた。
他のページでも日記の日付を、「重力の署名」、「船の錨」、と引用文に出てきた。
先週、日記の専門店で見つけた本。


