yomitaos "粉瘤息子都落ち択" 2026年4月27日

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@chsy7188
2026年4月27日
粉瘤息子都落ち択
帯で金原ひとみさんが「本当に久しぶりに、ただただ面白い小説を読んだ」と述べているとおりだった。ここ数年で読んだ小説と比べても、もっとも面白かった」以外の感想が出てこない。読んでいる間、ずっとニヤニヤしていたと思う。気持ち悪い、幸せすぎる。小説を読む楽しさって、究極のところ、ここにあるんじゃないか。 読み終わった今、八王子市街を車で走りながら宇多田ヒカルのtravelingが聴きたいし、t.A.T.u.のあの曲を「オマトゥマヘーオマヘマンヘー」って口ずさみたい。どこにも売ってないマウンテンドゥーを飲みたいし、サイゼリアで格ゲーの話がしたい。無性に。 この物語から学べることは特にない(どんなものごとからでも学びはある、というクソリプはいらない)。だけれど、この小説を読む前の自分と、読んだ後の自分は別物だと思う。成長ではなく変化でもない。ましてや転生でもない。心が都落ちを承認したとでも言おうか。 誰かに承認されたんじゃなく、自分でしぶしぶ承認したという感じ。それがとても心地よい。誰も幸せにならず、全員が全員、平等に不利益を被ってるような公平感。くだらない世界でしょうがなく生きていくために、この物語があるのだと思える。
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