
チャイ
@chai_cat
2026年4月27日
世界99 上
村田沙耶香
読み終わった
読書メモ
世界をトレースし呼応する如月空子は鏡面的自己 の究極として生きる存在のよう。
もしくはチャット型AIのユーザーをトレースし呼応する存在にも見える。
そして常に考え正しくあろうとする白藤遥。
白藤さんはまず正しさや考え続けることが先にあり、そこに彼女があると考えると、空子とは対照的な実存的自己と見える。
読みながら私は白藤さんだった。
日々のニュースを見て考え、本を読んで考え…
それは奏さんをトレースしたものではなく、いつからか白藤さんが私の中にいた。
まるで自己の分身のような白藤さん。
けれど、空子の言葉
「でも、『正しさ』がいつ私を救ってくれた!?『正しさ』が私を守ってくれたことなんて一度だってあった!?」
私の生き方はとても大変。だからこそ…
下巻で彼女がどのようにこの世界を見るのか。
読むのが楽しみ。