
トラ
@Toreads1234
2026年4月27日
パッキパキ北京
綿矢りさ
銀座(?)でホステスをしていた物質主義も垣間見える主人公の菖蒲。その菖蒲が、年上の夫に途中合流する形で北京に帯同する数ヶ月の話。コロナ禍初期の中国。厳重な管理。冬の寒さ。駐在員の閉塞感。
主人公視点で話が進むが思考と言葉の切れ味が凄い。そこもパッキパキだと思うし、セリフのスピード感が綿谷さんらしくて本当に好き。
文化の違いを認識し、理解・吸収していく所に憧れる。こうありたい。これが正解だとも思わないけど、壁を軽々と飛び越えていく様が格好いい。
夫婦で捉え方が違うけど、阿Q正伝の精神勝利法が気になるから読んでみようと思う。
最後数ページで思考が収束していくところが、とても主人公(菖蒲)らしくてよかった。




