サブロー "カフネ" 2026年4月27日

カフネ
カフネ
阿部暁子
昨年の本屋大賞です。率直に言うと、ここまで心が動いた作品は無いのではないでしょうか。中盤を過ぎてから後半にかけて、怒涛の勢いでのどんでん返しというか、視点が変わる展開に心が振り回されてしまいました。 カフネと言うタイトルから、最初は何のことだかよくわかりませんが、その意味を感じると著者のとても優しい心が伝わってくるように思いました。この著者さんの心持ちというか、才能にはとてもびっくりしています。今まで小説と言うものを少なくとも200冊は読んでいましたが、泣ける小説とよく歌われているものでも泣かなかった自分が、ここまで正直に感動できると言うのは、心に驚きしか残さないのだなと感嘆しています。 キャラクターが強い。これはこの本の特徴ですが、それだけではない。みんな生きているのだ。生きていかなければならないのだ。そういったことに対して、強く言及していると感じました。 大満足の作品です。最もオススメできるといっても過言ではないかもしれません。
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