
トリュフ
@truffle-117
2026年4月27日
小説
野崎まど
読み終わった
ネタバレ込みで感想書きます。
嫌いというほどではないけど、そこまでささらなかったのでこの作品を愛している方は読まない方が良いです。
また、オーディブルで聞いたので登場人物の名前が曖昧です。一応調べて書きましたが、間違っていたらごめんなさい。
なんというか、「わかる気もするし、わからない気もする」みたいな感じで読み切ってしまったという印象。
「本は読むだけでいい」というのは、実際そうだと思うのだけど、それは人に肯定されなくては揺らぐ感情なのか?と不思議な気持ちになりました。私がどちらかというと、「書きたい」派の人間で、かつ、自分の行動や理念に対して人の肯定をあまり必要としてないタイプだからなのかもしれない。ただ、「読むだけじゃだめなのか」って悶々としてしまう人からすると、救いであり肯定であり、読むことへの後押しなのかなー?とわからないなりに理解はしたようなきがします。
また最近見たアニメーション作品でもタイムリープ?てきな感じで同じ時代に同じ人物がいるみたいな展開があったけど、最近の流行りなのかな?
驚きはあるけど、時系列の理解がしづらくて苦手かもなと思いました。(作品制作の時系列がオーディブルで聞いてるといまいちわからなかった)
あと、妖精が突然出てきたのは予想外すぎてやや置いていかれ気味になり、なんとかついていったら、なんか遠くにきてしまったみたいな感情になりました。
これはイェイツとか、アイルランドの文化に触れていたら違和感がなかったのだろうか?
突然ファンタジーな世界になったなぁと思いながら聞いていて、ヒゲ先生が妖精に愛されてるのかーというのは予想していたけどヒゲ先生=外崎=妖精に愛されし作家というところまで来て「そんなに......すごい......のか?」みたいな感じにはなってしまいました。外崎が「自分の近くにいる、自分より才能があるやつ」ってところまでは納得感を感じながら聞けていたのだけど、妖精に愛されるほどの文才がある人になったとたん、「そんなに?」みたいな気持ちになって。
外崎がどんな文章を書くのかとか、そういうのがそこまで描かれていたわけじゃないし、ヒゲ先生の作品に至っては、このくらい売れてたみたいな話くらいしかないので、ヒゲ先生はすごい人!それはなんと外崎!というのについていけなかったのかもしれない。ここにもっと納得感があって、かつ、「まるで妖精に愛さてるみたいだ」と感じられるレベルの実力を見せつける描写があったらすこし感じ方はちがったのかもしれないなぁと思いました。
もしくは妖精とかのファンタジーな要素はなしで、あの答えに行き着く展開になっていたらもっと好きだったかも。
最後に私はいまだに内海が海外に着いてからすぐに?見た倒れてた男(見たのは妖精かも?妖精が殺したいみたいにいってた文才がないやつ)が誰だったのか理解していません。あの辺本当に音だとわからなくて、3回聞き直しましたが、しっかり確認する気力がわかないまま最後まで聞いてしまいました。
全体的に「刺さる人がいるのは理解できるが、自分が共感したり感銘を受けるという感じではない」という読後感でした。苦言ばかりで申し訳ないですが、我慢できなかった。こうやって長文感想を書かせてくるほど考えさせられはするという意味でよい読書体験だったかなと思います。