
ソナチネ
@sonatine
1900年1月1日

青天 (文春e-book)
若林正恭
読み終わった
90年代のあの感じが小説全体に出ている。
アメフトのルールなんて全然知らないし…と思っていたが、全然問題無く十分に楽しめる。特に後半になると試合の描写に引き込まれ、試合の描写を楽しんでいた。
高校の部活でアメフトを通して、仲間との絆を取り戻す的な話ではなく、高校生活を通じて、自分のこれからを見つめ直す物語になっている。その中でアメフトが重要な役割を果たしている。特に倫理の先生との哲学的なやりとりが良い。そのやりとりがあることで、アメフトの描写が深いものになっている。青春小説でもあるがキラキラした小説ではなく、自分を見つめる主人公が思い悩む様が、読む人の高校時代の自分の姿と重なる。