
瀬川
@fu_roki
2026年4月28日
真実の10メートル手前
米澤穂信
米澤穂信って、日常生活における無自覚な、目を背けてしまうような感情に焦点を当てて、登場人物がそれに対して苦しむけどかなり厳しい目線だと思う。
その感情に対して肯定も否定的な表現もしないから押しつけがましさ(読者はその感情を自覚して欲しいとは思ってそうだけど、意識的に行動を変えるようなことは強制してない)は無いけど、一人の人間が考えて答えを出せる問題でもないと思うし、それを認識した上でなぁなぁでもいいんじゃないかと思う。
登場人物を苦しませるのは米澤穂信がその感情に真摯に向き合ってるからこそで、露悪的な印象はないけれど、やっぱり厳しいなと思う。米澤穂信が誠実で真面目な人だからこういう描かれ方になるのかな


