
menou
@menou
2026年5月2日
カフネ
阿部暁子
読み終わった
6日で完走!久しぶりの読書となりました。
(私、実用書は挫折するけど物語ならやっぱり読めるじゃん!と自信を回復できました)
まぁ、出てくる人達みんなエピソード持ちでネタが細やか。
それぞれの登場人物や出来事なんかが忘れた頃に動き出し、種と仕掛けの巧い作家さんであると思いました。
現代の婚姻制度や不妊治療、同性愛など時事ネタも豊富で、タイトルが作動するのも段階的で美しかったです。
ここからはネタバレも。
親から受け継ぐ家族に対する価値観もこの物語タイトルのように指の間をすり抜けていく。そしてそれが心地よく流れるのか、指が引っ掛かるのか、それも自身の体験に比例する。結婚は当人だけの問題でない、とよく言うが、まさしく親を見て受け取って来た結婚観は根深い。
まったく事前情報無しで読んだので、出だしは弟の死にまつわるミステリー?
途中は家事代行のバディもの?
お料理が美味しそうでレシピが知りたくなる。
途中不妊治療の告白が辛く、元夫もトラウマ持ち。
後半弟の死の真相が深まり、え、同僚の人そんな爆弾持って再登場?!まさか、同性愛の話も盛り込むの?!弟の春彦君は受け入れていた?!
いい人過ぎでしょ、ええっー!
そして弟君が未来にやろうとしていたこと、そのきっかけになる家事代行のお手伝い先、弟の恋人と紹介された女性が実は嘘で、彼女もまた辛い過去や難病持ちとわかり…(いや、みんな本当エピソード持ち過ぎデショ)
そしてラストは残された人間達が新しい選択を取ろうとする。その選択も実に現代的だった。
私が時代に取り残されているのかもしれない。
時代をうまく取り込んだ作品だった。
舞台が八王子というのもあながち本当に今こうして近くで起こっていそうな設定で。作者さんの制作秘話など読んでみたくなりました。
私には久しぶりの読書。人間ドラマの中にほどよくミステリーがあることで、結末が気になって一気に読めました(図書館の返却期限もあったしね)。
ありがとうございました。
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メモ
同居人が図書館から借りてきているのを発見。夜こっそり読んでいる。おもしろくてページがざくざく進む。今日も50分弱読んで今第2章の3まで。4/28
1時間ほど読んで第3章へ。本格的に薫子とせつなでの家事サービスが始まった4/29 AM
第3章-2ちょいP147まで 4/30 AM
家事代行の仕事を通じて、弟の恋人と弟の姉(せつな)がつながる。せつなが作る料理の数々が美味しそうでレシピを知りたくなる。
弟の死の謎はいったん休止モード。
家事代行がなかったら、こうして兄弟の恋人と関係を深めることなど滅多にないだろう。
5/1 朝30分位と深夜1h
第4章まで爆読み
新しい事実もわかってびっくり。そう来たか。
関係性が現代っぽい。
5/2 AM読了!
