
ほしの
@urmybluemoon
2026年4月18日
赤い月の香り
千早茜
読み終わった
すうっと、静かに、どこまでもふかく溶け込んでいくみたいな心地がした。この文章にいっしょくたに流されて、現実との境界線が曖昧にゆく感じ。それが心地よくて、怖かった。あいにく、あたしには怒りの香りなんてわからないけれど、あたしのなかでは、ツンとした薬草みたいな、それでいて雨に濡れた葉っぱや土のあおっぽさがのこる香りなんだろうなと思った。わからない、あたしのなかの怒りって、淋しさとか、哀しさがどうしても色濃く出てしまうから、そう思うのかも。きみにとっての怒りは、どういうふうだろう。前作に続き、とてもすきでした。


