ぽに
@gaogaopony
2026年4月29日
贈与論 他二篇
マルセル・モース,
森山工
読み終わった
“贈り物を受け取ったり、交換したりすることにおいて義務が課されるのは、[…] 贈り手が手放してなお、それは贈り手の何ものか[であるから]なのである。その物を介して、贈り手は受益者に対して影響力をもつ” (pp. 94)
贈与や交換という行為は、社会の中でどのような役割を担っているのか。贈り物には自分自身を切り離して手渡すものである、という構造がある。
私はプレゼントの大小に関わらず、物を贈り合うことが好きだ。しかし、関係性によって私の贈り物は押し付けがましく、または面倒に感じられることもあるだろう。
私の「何ものか」であるプレゼントを贈るにつき、どのような贈り物が適しているかは状況によって変化する。形に残らない物はその一例で、例えば、私は国内旅行のお土産や引っ越しを控えている友人の卒業祝いには、お菓子や花など、形に残らない物の方が好ましいと考える……。それは、自分自身の代理であると言える贈り物を、相手に消費してもらって形に残させないことによって、自身のエゴを限りなく薄くしたいのかもなあ。
贈り物は、自分が渡したいから渡すものでありたいけれど、受け取る側にとっては、私の贈るという権力を受け入れる構造がある。相手との関係性を測る上で、プレゼントを贈るという行為は、時に上下関係を生むこともあるという点に自覚的でありたいなっ!