
enoki
@en0ki
2026年4月29日

台湾生まれ日本語育ち
温又柔
読み終わった
ご両親の出身は台湾、ご本人も生まれは台湾なものの、ご両親の仕事の都合で日本で育った著者によるエッセイ。自分が自在に使える日本語と、親族の話す台湾語や中国語と自分との関係や想いが軽快に綴られている。元は「失われた“母国語”を求めて」という連載だったらしい。
日本で育ち、学んだ日本語を自在に使えるにも関わらず、制度の上では外国人と扱われるため生じる滞在許可や選挙などの不自由さ。「母語」だが「母国語」ではない言葉、さまざまな「言語」が混じった会話への気持ち。「国語」として学ぶ対象が世代で異なっている台湾の歴史。色々な要素が含まれている。
「母語」と「母国語」が異なっている他の作家や、支配者が変わる頃の作家などについても言及されている。気になったので読んでみたい。

