
enoki
@en0ki
読みたい本を読み続けたいと思っています。
- 2026年8月22日
歴史的に考えること宇田川幸大読み終わったタイトル通り「歴史的に考えること」の最初の1冊目と言った本だった。歴史に関係するある問題について考えるときの、基本的な手順として「さかのぼる」こと、「(時間軸を)行ったり来たりする」こと、そして「比較する」ことを案内している。歴史において原因と結果を一対一とみなすのは難しいと捉えているが、だからと言って諦めずに地道に基本の手順を踏みながら考えていくことは有効だと思う。 抑止力としての軍拡が歴史的に見て平和に機能していないことや、日本国内での歴史の捉え方の問題などに触れられていたのもよかった。この本を手に取る人には、先述の話題を起点に歴史や政治に興味を持ったものの、これまであまり興味を持ってこなかったがために知識や考え方の不足を感じている人がいると思うからだ。というか、私がそう。 考えたり調査したりする上で混乱してきたら立ち返りたい話だった。 - 2026年8月11日
- 2026年7月27日
彼女の思い出/逆さまの森J・D・サリンジャー,金原瑞人読み終わったサリンジャーの若い頃の短編をまとめたものとのこと。話に大きく関連するわけではないが、ある短編の頭に「もしわたしに、アラジンに仕えた気のいい魔人がいたなら、ヒトラーとムッソリーニとヒロヒトを然るべき大きさの檻に放り込んで」という表現があり、どきりとした。 - 2026年7月13日
- 2026年7月13日
- 2026年7月9日
- 2026年7月5日
- 2026年7月5日
邪悪催眠師周浩暉,阿井幸作読み終わったあらすじを読んで面白そうだと手に取った本。知らなかったがどうやらシリーズものだったようだ。関連作を読んでいないと読めないタイプの本ではなかったので、特に問題はない。 読み終わってみるとかなりタイトルそのままだったという印象だ。「催眠」という技術が大暴れしている。実際にあるのか知らないが私としては感覚的に納得できるものではなかったので、この「催眠」については超能力と同じような「特殊な能力」として読んだ。女性の扱いがなんだかテンプレっぽく感じてしまったものの、細かい単位で話がぐんぐん進むので読みやすかった。 「まだ暴力的な危害を加えていないストーカーをどうにもできない」とか「犯罪を起こした人の再犯率の高さを知っていて出所させることで新たな被害者を増やしているのでは?」とか、そういった話題も出てくる。殴るような直接の手出しをしていないストーカーを捕まえられないのってどこも同じなんだろうか?とか、それを考えてしまう人はまあいるんだろうな、とか、そういうことを思った。 せっかくシリーズものだし、最後が明らかに次回作へ続く予告パートだったし、他も読もうかな。 - 2026年6月29日
- 2026年5月9日
「戦前」の正体 愛国と神話の日本近現代史辻田真佐憲読み終わった「日本すごい」話への苦手度が年々増している。なんでそんなに?どこからそんなに?という思いがあり、手に取った。 「そんなわけないだろ!」という話の出典を神話やそれをうまく使おうとした人や政治的事情などから導くと同時に、プロパガンダは上からだけ行われるわけではないことにも触れられている。 説話や歴史書を元に、誇大で尊大に話を「自己解釈」で構成し直し広める存在やら、鼓舞というより扇動と感じる軍歌などにかなり不快になりながら読んだ。 「プロパガンダは政府や軍部が発するだけでは十分な効果が発揮できず、便乗する企業や軍国美談を消費しようとする民衆の自発性を必要とする」とあり、個人的には今それが加速しつつある状況と感じているので、とても心が重たくなった。 現在の「スゴイ」論が本書にあるような説話から派生しているとは思わないが、「自分たちはすごくないと思いたくない(ちょっとは優れていると思いたい)」みたいな部分がずっと根底で共通しているように思う。 - 2026年4月29日
『サトコとナダ』から考えるイスラム入門 ムスリムの生活・文化・歴史椿原敦子,黒田賢治読み終わったいつ読んだか覚えてないけど再読の本。タイトルに入っている「サトコとナダ」はムスリムのことを知りたいと思った入口の方にある作品だったので、確かそれで読んだはず。 文化の話から排外主義やイスラモフォビアまで一通りをさらうことができる。イスラム教について深掘りするというよりは、文化の異なる人々に偏見を抱いていませんか?うまくやっていくためには何が必要でしょうか?という部分を大事にされている。 記載内容的に第一次トランプ政権のあたりで出たのかな?振り返ると排外主義はどんどん進んできていたんだなと実感する。このまま進めるわけにはいかないな。 - 2026年4月29日
台湾生まれ日本語育ち温又柔読み終わったご両親の出身は台湾、ご本人も生まれは台湾なものの、ご両親の仕事の都合で日本で育った著者によるエッセイ。自分が自在に使える日本語と、親族の話す台湾語や中国語と自分との関係や想いが軽快に綴られている。元は「失われた“母国語”を求めて」という連載だったらしい。 日本で育ち、学んだ日本語を自在に使えるにも関わらず、制度の上では外国人と扱われるため生じる滞在許可や選挙などの不自由さ。「母語」だが「母国語」ではない言葉、さまざまな「言語」が混じった会話への気持ち。「国語」として学ぶ対象が世代で異なっている台湾の歴史。色々な要素が含まれている。 「母語」と「母国語」が異なっている他の作家や、支配者が変わる頃の作家などについても言及されている。気になったので読んでみたい。 - 2026年4月18日
モスクへおいでよ瀧井宏臣読み終わったこちらも近々に控えるモスク見学前にと手にとった本。子ども向け。 「イスラム世界Q&A」と異なり、こちらは東京にあるモスク「東京ジャーミィ」の案内人の日本人がムスリムになった経緯やモスクの写真などが入った、「1冊で読める講演」といった印象の本。最初に載っているモスクのカラー写真は圧巻で、本物を見てみたいと思った。 日本人ムスリムは割合でいうとあまり多くなく、交流もなかなかないと思われるので、改宗してムスリムになった日本人の話は興味深い。改宗までの経緯を読むと結構勢い?という印象もあったが、勢いのある人の話っておもしろいんだよな。 - 2026年4月18日
イスラム世界 やさしいQ&A岩永尚子読み終わった近々モスクを見学することができそうなので、基本的なことだけでも確認したかった。難しくてわからなかったら困ると思い、子どもが対象になっているものを手に取った。 Q&A形式で簡単にまとめられつつ、歴史的な背景にも言及している。無知によるイスラム教に対する根拠のない恐怖を、好奇心に変えるための第一歩になることを目指して書かれたもののようだ。 イスラム教と聞いて思い浮かべてしまいがちな出来事を隠すわけではなく、それをイスラム教と直結させて一緒くたに考えないように心を配られている。簡易ではあるがシオニズムについても説明がある。 イスラム教のこと知らなすぎる!と言うときの本当に最初の1冊に向いていると思う。 - 2026年4月17日
読み終わった残留孤児の物語で、かなり取材を行った上で書かれたものとのこと。子どもの頃中国に置き去りにされ、侵略を行なった日本に出自を持つことで何度も苦しい目にあいながらも、愛情深く道徳的な中国人夫婦の元で育ち、その恩に報いるべく誠実に生きる主人公陸一心の姿が描かれる。 ほとんど棄民として捨て置かれた田舎から出された日本人も、日本軍に家族や生活をめちゃくちゃにされた中国人も出てきて、かつての侵攻と横暴な振る舞いが生んだ被害者の山と続く遺恨が読んでいて辛い。そんな中でも愛情を持って主人公を育て上げた中国人夫妻や危険を承知で主人公を救う一助となった妻、難しい政治体制の中でなんとか便宜を図ろうとする人など、道徳的な人間の振る舞いが胸を打つ。 戦争は終戦で終わるものではないということが伝わってくる。起こってしまったが最後、長く残る遺恨の中で人は生きていくことになる。 世界がひどく不安定に感じる今を生きる中で、希望は残るが心の沈む物語であった。 - 2026年2月15日
政治のしくみがわかる本山口二郎読み終わった - 2026年2月13日
- 2026年2月11日
- 2026年2月11日
墓のない女アシア・ジェバール読み終わったアルジェリアの独立戦争でレジスタンスとして戦った女性の話。訳者との相性か元の文体のせいかわからないが私にはかなり読みづらかった。関心が高くないのか、日本語での情報はほとんど出てこない。 身内の方が作家に依頼して書かれたものらしい。戦いの末、行方知れずとなり、墓のない彼女を、せめて記録として残そうとしたのだろうか。 - 2026年2月4日
くまのプーさんA・A・ミルン読み終わった英語を読む練習ということで手に取った。少し前に読んだアリス同様ふわっと知っているがちゃんと読んだことはないお話。思ってたよりおもしろかった。 キャラクターが説明特になくどんどん出てきていたということは説明が入る他の本があるってことかしら? Eyeore でイーヨーなの慣れないなぁ。あとはちみつ食べすぎ!ゆるさが心地よかった。
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