めとべる "計算する生命" 2026年4月29日

計算する生命
計算する生命
森田真生
1周目では咀嚼しきれず、ようやく2周目読み終わった 今作は名著「数学する身体」の1章〜2章を一気に拡大したものである 前作と今作はリンクしており、両作で内容が相補的に補完し合っている 内容は数学史である。 1章では数の歴史、2章は数学の発展、3章はさらに哲学にまで手が及んでいた 4章は数学ではなく、それを駆使する学問「認知科学」を通じて、話が進む 前作より情報カロリーが重たい内容なので、少し読む時間は増える。だが、その分、読んだ時の「計算という存在への解像度」は前作以上である。 特に大学数学を学び始め、高校数学とのギャップに苦しむ理系学生には是非とも読んでほしい。 大学で学ぶ新しい概念や、高校数学からの変化の様相は、そもそも数学の歩んだ歴史と全く同じ流れであり、数学という学問の大きな進化に欠かせないものであったのだと実感できるようになる。
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