ロッタ "戦争みたいな味がする" 2026年1月16日

ロッタ
ロッタ
@rotta_yomu
2026年1月16日
戦争みたいな味がする
戦争みたいな味がする
グレイス・M・チョー,
石山徳子
食べ物の記憶ってなんでこんなに悲しくて、幸せなんだろう。 著者グレースの母は、1970年代はじめに夫の故郷で白人の街ワシントン州・チェヘイリスへ、幼いグレースと父親の違うグレースの兄と共に移住する。朝鮮戦争停戦からまもない韓国は貧しかった。韓国にはない自由も食べ物も欲しいものはなんだってきっとある。母はアメリカに夢を見た。 グレースが10代半ばになる頃に、母は統合失調症を患う。韓国の歴史であり、アメリカの差別の歴史であり、アメリカでの統合失調症の歴史でもある。概念がないと言葉がうまれない。韓国の親戚に母の精神疾患を説明するための言葉は、「マウミ アパヨ」=「こころが痛い」 「2001年の同時多発テロに動揺する著者に、母親は「なぜ、そんなに泣いているの?自分が特別だとでも思っているのは?この世界で、こういうことを経験するのは、あなただけじゃない」という。この母親の言葉の意味がわかる。
戦争みたいな味がする
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