戦争みたいな味がする
99件の記録
カーペディエム@chii1262025年11月24日読み終わった植民地主義の歴史の中には、必ずといっていいほど性産業の影が横たわっていて、この著者さんのお母さんも朝鮮戦争を生き延びたひとり。その時に出会ったアメリカ人男性と結婚して、渡米してからはアジア系移民女性として、人種、階級、ジェンダー、セクシャリティで様々な差別に晒されてきた中で、最終的に統合失調症になってしまう。戦争中に食べたものを背景に語られたノンフィクション。 沖縄の慰安婦問題のこともあるし、最近は友人から映画「黒川の女たち」のことを聞いて、 それは→太平洋戦争末期の満州で生き延びるためにソ連軍への性接待を強いられ、帰国後も差別や偏見に苦しんだ満蒙開拓団の女性たちの証言を記録したドキュメンタリー。のようです。 このような経験をした人たちは、世界中に沢山いるのだろうなぁと思うし、知ること、考えることが尽きない。読書は社会のことを様々なことを知るきっかけになるからほんと有難いなぁ。



- 寡読書家@kadokushoka2025年11月10日読んでる読み終わったまだ読んでる再読したい夢中になって読んでいる ⇨夢中なまま読み終えた。傑作という言葉をいつかぶりに使いたくなっている。訳者あとがきまで素晴らしく堪能した。 著者のチョーさん、翻訳者の石山さん、この本をこの形で読ませてくれたすべての人にお礼を言いたい。

ロッタ@rotta_yomu2025年11月4日読みたいXでどなたかのおすすめがタイムラインに。 「食べ物の記憶に張り付く、移民の記憶。移民の記憶を紐解いていくと、植民地支配、トラウマ、ジェンダーといった具体的な問題が想起されていく」 読む以外の選択肢がありません。



Blueone@bluestuck42025年11月3日読み終わった今年のベストだった。というか、ここ数年の中でも特に衝撃を受けた本だ。感想を書こうとしたけど、うまく文章にすることができない。 あらゆる苦難を乗り越えたのに、その苦難を乗り越えたばかりに、抱え込まなければならなかったことを想像したら、本当に辛い気持ちになった。 そして言葉にされなかったものを、必ずしも直接聞き出すのではなく、言葉ではないコミュニケーションの中からも見出そうとする筆者のやり方にも心打たれるものがあった。 あと家族との関係性の変化みたいなところも、すごく感じるものがある人は多そう。大学以降に広い世界を見て、新たな価値観を身につけていき、もう親とは価値観を同じにしていないと感じたとき、どう振る舞うべきなのか。 年末にもう一度読み返したいな。

もぐもぐ羊@sleep_sheep2025年10月12日まだ読んでる読み落としがないようにゆっくり読んでる。 8章まで読んでちょうど半分を越えたところ。 日本の植民地支配から解放されても朝鮮半島は北緯38度線で分断され北はソ連、南はアメリカに占領され、そして朝鮮戦争に突入していく。 朝鮮戦争を生き延びても国民が貧しく仕事も無い。 駐留米軍の軍人相手の慰安所は解放前は日本が日本の兵士たちのために設置したもので、働いている女性たちは解放前も後も同じコリアン女性だったらしい。 (本書の中で朝鮮半島出身者のことを「コリアン」と表記していて、著者が英語で書いているから訳者もそれに従ったようだ) 夫と子どもたち以外に知り合いのいない土地で差別的な視線に晒されながら生きた著者の母はすごい女性だと思う。 また森に分け入りブラックベリーやマッシュルーム(本書内ではキノコ類の総称として)を採集して食べ物を切らさないようにしたり、売って現金収入化したりとてもパワフル。 引き続き読む。









nekomurice@nekomurice1232025年9月15日読み終わった★★★★★お母さんは食でアイデンティティを維持してたんだな。お母さんのキムチ、ブラックベリーパイとても美味しそう。最後のチーズバーガーのお話が想像以上に悲しかった。ノラ・オクジャ・ケラーの小説『狐の少女』も読んでみたいけど、まだ未翻訳とのこと。
























































































































