
くりこ
@kurikomone
2026年4月30日
依存症と人類
カール・エリック・フィッシャー,
小田嶋由美子,
松本俊彦
読み終わった
依存症の本の中でもかなり読み応えがある。アルコール、薬物依存症になった本人が精神科医になって依存症の研究をしている本てみたことがないし。
1970年代から、レーガン、ニクソン大統領が麻薬戦争の名の下で、非白人のドラックユーザーを取り締まることで、世界最大の投獄システムが出来上がったこと、そして、白人と黒人のドラックユーザーはほぼ同数なのに、逮捕されるのは黒人が多いという事にぞっとした。(保険を使える白人の「処方薬依存症」はおとがめなしなのに!)
依存症患者には、懲罰より、自助グループやハームリダクションのアプローチが必要であると知っていたものの、そもそも「違法」薬物の取り締まりが人種差別に元ずくものであるということまで知らなかった。日本のドラックユーザーも、アメリカという大国が推し進めている人種差別的政策のせいで「犯罪者」となっているなんて、犯罪は帝国主義的価値観がつくられているってことなのか。
