依存症と人類
10件の記録
いちのべ@ichinobe32026年5月15日読み終わった依存症専門医であり、アルコール依存症からの回復者でもある著者が、米国の依存症対策史に、著者自身の回復の個人史を織り交ぜて描くというこれまで読んだことのない体裁の本。 とにかく情報量も知らないトピックも満載で、更に著者の症状がどうなっていくのかも気になってページを捲る手が止まらなくなる。
くりこ@kurikomone2026年4月30日読み終わった依存症の本の中でもかなり読み応えがある。アルコール、薬物依存症になった本人が精神科医になって依存症の研究をしている本てみたことがないし。 1970年代から、レーガン、ニクソン大統領が麻薬戦争の名の下で、非白人のドラックユーザーを取り締まることで、世界最大の投獄システムが出来上がったこと、そして、白人と黒人のドラックユーザーはほぼ同数なのに、逮捕されるのは黒人が多いという事にぞっとした。(保険を使える白人の「処方薬依存症」はおとがめなしなのに!) 依存症患者には、懲罰より、自助グループやハームリダクションのアプローチが必要であると知っていたものの、そもそも「違法」薬物の取り締まりが人種差別に元ずくものであるということまで知らなかった。日本のドラックユーザーも、アメリカという大国が推し進めている人種差別的政策のせいで「犯罪者」となっているなんて、犯罪は帝国主義的価値観がつくられているってことなのか。
くりこ@kurikomone2026年4月21日読み始めた多くの薬物依存症患者が「モラルのない快楽主義者」というイメージを押し付けられているの、すごく心が痛い。5年ほど前、荻上チキさんのラジオで紹介されていた薬物依存症の本を数冊読んだのだけど、また依存症の勉強を再開したくなって借りてきた。 アヘン戦争によって中国にアヘンが蔓延していた背景には、戦争事態が引き起こした不安、貧困、コミュニティの離散によるものらしい(p.39) 第一次トランプ政権以降、オピオイド依存症が流行っていることを思い出した。 しかし、すでに1760年代に、コミュニティの癒しが回復になると考えられ12ステップに近いものが実践されていたなんて!!



積読本を減らしたい@tsundoku-herasu2025年12月21日かつて読んだわれわれはアルコール・薬物と共存できるのか 『依存症は私の一部なのか、それとも自己から切り離された何かなのだろうか? 依存症はしばしば「敵」として擬人化される。その体内にありながら、当人の「本性」とは分離している異質の精神か悪魔のようなものだ』 2023年5月27日日本経済新聞書評欄掲載




