キイロノシャクナゲ "百十三代目の司書見習い" 2026年4月30日

百十三代目の司書見習い
百十三代目の司書見習い
スチュアート・ウィルソン,
児玉敦子
なんだかなかなか世界に入り込めず、時間がかかった。 この本の気分になるタイミングで読めばよかったかな? 最初はなんかすこし眠たい感じと思っていたが、最後らへんにミステリーっぽくなってようやくちょっとページをめくる手が早くなった。 昔話の、ギャングが図書館にやってきた話は特に悲しく心に響き残った。過去の遺産がたくさんあるという意味で図書館を宝庫とみんなに言われていることを理解できないギャングが、黄金などないと主張する司書が宝を出し惜しみしていると勘違いして斬り殺す事件。いまの多くの世界の人たちがそうであると感じるし、とても悲しく、寂しく思う。 『本は単に紙を綴じたもの以上の存在だ。過去を記録し、未来を予測し、おそろしい秘密を秘めている。最高なところは、社会を平等化する展開。最悪なところは、言葉は真実を教えると同時に嘘をつむぐ。それも、行間のどこにひそんでいるかわからないのだ。解釈のナイフは紙のようにうすいのに、かすかに力を入れただけで心を切りさく。本は甘く見ていては危険だ』 唯一印をつけていたところをメモ。
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