本読む珍獣 おかぴ "まず牛を球とします。 (河出..." 2026年4月30日

まず牛を球とします。 (河出文庫)
実際にある倫理的な問題や社会問題、哲学的な課題が根っこにある(気がする)SF短編集。 ショートショートで短く読みやすい。 どれもこれも発想の勝利!着眼点が独特で、このテーマは言われてみればたしかに!というものばかり。 表題になっている短編が、個人的には一番印象に残っている。 もし大豆のDNAから作られた球体の人工牛肉が牛なら、牛のゲノムをベースにした人間は人間だろうし、前者をいやいやDNAレベルでは大豆だと定義すれば、目の前で人の形をして人語を話す彼は牛ってことになるよね。 どれも明確な答えがないという点がどの短編にも共通していて面白い。 世にも奇妙な物語みたいで好き。
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