碧衣 "19歳 一家四人惨殺犯の告白..." 2026年4月29日

碧衣
碧衣
@aoi-honmimi
2026年4月29日
19歳 一家四人惨殺犯の告白 (完結版)
当時19歳の男は、83歳の老婆から4歳の少女を含む一家4人を殺害した罪で死刑判決を受ける。獄中にいる男を取材するジャーナリストが見た男の姿とは──。 男が犯行に至った経緯は完全に自業自得で、動機も身勝手極まりない。遺族が極刑を求めるのは当然と言える。反省と贖罪を示しながらも、死刑に至るまでの態度はそれらと相反する意思が垣間見える。 そんな男と心身に異常をきたすまで深く関わった著者が、男に対して怒りや失望を抱くのも当然だ。 男に投げかけた「もっと酷い境遇で頑張っている人がいる」といった言葉は確かにその通りだし、落ち度のない被害者や遺族の立場を考えるがゆえに出てきた言葉でもあるのだろう。だけど、私はその言葉にいら立ちを感じた。 幼い頃から不仲な両親が発する重苦しい空気が漂う家の中で、父親から暴力を受け、母親も決して味方とは言えない中、新興宗教の神に救いを求めるほどの絶望を感じていた男の内面を無視したもっともらしい断罪に反発を覚えたからだ。 既に刑が執行された男に対してあれこれと言ったところで意味はないけれど、この事件から何か少しでも今後の犯罪抑止につながればいいと思うし、生き残った遺族が穏やかに過ごせることを願っている。
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