19歳 一家四人惨殺犯の告白 (完結版)

9件の記録
- やま@ya_ma2025年4月18日読み終わった一気に読み終わった!疲…… 「手紙Ⅰ」〜 犯行のシーンは最低限の情報(それが余計に容赦なさ、残忍さを引き立たせている)なのに対して、東京拘置所の描写のこまやかさが印象的。 拘置所内が詳細に知れることで、ここのなかの人たちは我々とはまったく違う生活…暮らし?別次元の日々を送ってるんだな、と突きつけられる。 漫画でいったら「背景」みたいな。 犯人について。昨日までは読みながら親の教育のせいなのかな、友達づきあいのせいなのかな、とか頭の片隅にあったけど、読み進めるほどただただ犯人の薄気味悪さが浮かび上がって、理解しようとすること自体が無意味…みたいな気持ちに。 お前マジで反省しろよ…云々の前に、人ってここまで「自分に向き合おうとしない」ことができるんだ、ということに恐怖を感じた。 (死刑判決言い渡されてるときの感想、なに?) でも死刑を待つってかなりつらい時間らしいので、それだけでも死刑って意味があるのでは、と思った。(尼崎の角田に拘置所で自殺されたのは悔しい。こういう恐怖を味わうべきだったと思う)
- やま@ya_ma2025年4月16日読んでる高橋ユキさんがおすすめされていて購入。 昨晩から読み始めた。この本のことしか考えられなくなるくらい面白い。 我々がニュース等で知ることができる「事件」は一晩の出来事であり、でも被害者にも加害者にも事件以前と以後の人生がある、ということをしみじみと考える。(まるで岩波少年文庫「あらしのまえ」「あらしのあと」のよう) こういう「人が生きてきた時間」を知ることができる、想像することができる、のがノンフィクションの面白さだと思う。 そしてなにより文体のドライブ感が凄まじい! 取材したことを出し惜しみしなさすぎて、読んでてもったいなくなるくらい。 はからずも、昨日も埼玉で痛ましい無差別殺人(こちらも被害者は15歳の女の子…)が起こった。 なんでこんな凶行が起こるのだろう。 引き続き読み進める。
- しょうが@29xshiho2025年4月12日読み終わった残り50ページの時点の転換点は私(読み手)にとっての落とし所でしかなかったことが、最後にどんどん暴かれていく。事件ノンフィクションの書き手がどれだけ心身を削られるかも露わにされる。
- しょうが@29xshiho2025年4月12日まだ読んでる本文残り約50ページのところでひとつの転換点がきた。それは、(本人の予測に反した)極刑が自分のものとなったことによる転換なのか、それならその刑は有意義ということになるのか、それは誰に対して有意義なのか。