
辰巳
@divinus-jp
2026年4月30日
読み終わった
おすすめ
私は、ジェンダーギャップがこの100年以上、身にしみついているジョシです
仕事のうえではガラスの天井どころか、鉄板があって刀折れ矢尽きるまで戦ってきた
で、そのうえで、時々「ダンシって、アホだ」と思うことが時々ある
向こう見ずというか、それ、ナンの意味があるの?ということに、命をかけているのをみると「アホだな」と思いながら「さすがに、それはできないわ」と思う
その「さすがに、それはできない」大将だと最初に思ったのは、椎名誠さんだった
「さらば国分寺書店のオババ」をはじめ、ある時期、とにかくシーナの本を読みまくっていた
(でも、結局、もどってくるんだなというのは彼の「パタゴニア」でしみじみと思ったし、何回も引越をしたあとで手元に残ったのはこの「パタゴニア」だけ
そして、この本にはシーナのサインもある なんせ、読みまくっていたのでお気に入りの本を持ってってどこかでサインをもらった)
そのアホなダンシは結局、令和では絶滅してると思ったけれど、思いもかけずルーマニアで、ちんちくりんのおっさんを師と仰ぐ言語学者になっていた
それが「ロマニ・コード」の角悠介さん
これを手にしたのは、彼の「呪文の言語学」を読んだことから
私は、占いをしてるので、魔術から民俗からマージナルなところはその周辺が広大に広がっていて、読書のネタは尽きない
なのでこの「ロマニ・コード」もその呪文、魔術関連だろうかと、事前の知識なしに(いや、読めよ)読んでみたら、あら、びっくり
ロードムービーのようなエッセイであり、ちんちくりんのおっさんが結構、重要人物だったり
おまけに、ちょっと泣ける話でもあったり
ちょっと死体がころがってる日常だったり
物価高と円安がすすんで、海外に行かない、行けない私たちはますます、目の前の窒息しそうな仮想現実しか見えてこない
でも、このちんちくりんのおっさんの話は、そのせまいローカルルールに窒息しそうなダンシだけじゃなく、鉄板の天井に刀折れ矢尽きたジョシだけでなく、それは自分が勝手につくった「仮想現実」にすぎないんだよ、と教えてくれる
そして、ちんちくりんのおっさんと私たちは、まったく違う
それは、どちらが上下でも、正しさでもなく、「同じ格好をさせて」でもなく「ただ、そのまま愛し、愛されること」
ヤダ、結構、いい話っぽい
そして、「アホだな」という事をするダンシは、日本には住みにくいのだろうか
そして私は、「あたし、ちゃんと人間に見えてる?」だろうか


