まろ "殺人出産 (講談社文庫)" 2026年4月30日

まろ
まろ
@maro
2026年4月30日
殺人出産 (講談社文庫)
今ある常識や倫理観、正義がいかに脆く不安定なものか、そして自分の幸福を守りたければ他人の幸福も許容し折り合いをつけていかなければならないということを、グロテスクに描いた作品。 表題作なんか、何もここまでやらんでもと思ってしまうくらい徹底的で、皆がブレーキ踏むところをアクセルぶち抜いていく、さすが村田沙耶香…。薄くてすぐ読めるが中身はとにかくエグい。心身が弱っているときに読むのはおすすめしない。 幼少期虫を殺していた主人公姉妹を詰ったマジョリティが、時を経て昆虫スナック食べてる側になってるのがリアルで殺人出産システムそのものよりグロく感じた。 蝉は正義のメタファーかな。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved