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まろ
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@maro
  • 2026年7月1日
    処刑人 (創元推理文庫)
    処刑人 (創元推理文庫)
    読むのにとても時間がかかった。 ナタリーの家庭生活も大学生活もずーーっと窮屈な話が続くので、あまり楽しい読書ではなかった。 なんで処刑人ってタイトルなのかと思っていたけど、確かにこれは首を縄で絞められているような感覚なのかも。 そこから解放するのは自分自身である、というのがテーマ? 周りや世界が合わない、自分の居場所がないと塞ぎ込むのではなく、そういうものとして受け入れ、自らにはめた枷を外す、というラスト? トニーはイマジナリーフレンドってことでいいのかな。脳内刑事との会話がいいカモフラージュ。 何より思ったのは、創元推理文庫、字が細かい!!
  • 2026年6月27日
    プレゼント
    プレゼント
    新潮文庫の100冊フェア50周年を記念したアンソロジー。夏がテーマとのこと。 7作品中だと、米澤穂信の『無明』が1番よかったかな。真夏の炎天下、都会のうだるような暑さが目に浮かぶ。読み味は「満願」に近い苦々しい感じ。 次点は江國香織の『二つの宇宙』。こちらは爽やかな夏!おばあちゃんのキャラがチャーミングで、もっと登場してほしかった〜。悠斗たちが結局旅行いかないまま終わるのも数年後別れるのもリアリティがあってさらっとしていてよかった。 大人気作家のラインナップなので詳しく言うのは憚られますが、中には合わないなーというのもあり。笑 全体的には、きれいに作られてる短編という印象。
  • 2026年6月24日
    史上最強の哲学入門
    河出文庫のフェア対象だったので手にとったが、めーちゃくちゃおもしろかった! デカルトの『我思う、ゆえに我あり』やエピクロスの快楽主義などの単語としては知っていた有名なフレーズも、本当はそういう意味で語られていたのかと印象がかわる箇所も多い。 所々、これあの小説やゲームに出てきたなっていう思想や、現実の政治や日常に紐づくような考え方もあり、哲学がわたしたちの社会の至る所に根付いてるのがわかっておもしろい。 専門的に学びたい人には物足りないかもだが、入門編として、概略を知るにはとてもおすすめの1冊。
  • 2026年6月22日
    ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹
    ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹
    6月、ヘビトンボの季節、美しい5人姉妹の末妹セシリアが自殺したことをきっかけに、荒れていくリズボン家。やがて残りの4人も…という様子が、近くに住む少年たち「ぼくら」の視点で回想される。 ルポタージュ的な淡々とした文章なのが、姉妹の謎めいた雰囲気、ヘビトンボの幻想的な雰囲気を際立たせている。 姉妹たちがなぜ自殺したかの真相はわからないままで、それは「ぼくら」の視点であり、彼らは姉妹を個々の人間としてではなく、憧れの対象として消費し続けているからだろう。 「ぼくら」の執拗なまでの姉妹たちへの執着やバリバリ性的対象としてみている視線がとにかく気持ちが悪く、そりゃあ母親も娘たちの夜間外出禁止令だすわと思った。 こういう男どもの視線にたえきれず、母親からの庇護も社会も窮屈すぎて、世界に絶望し姉妹は自殺に至ったのではないのかなあ。 回想という形なので「ぼくら」はもう大人のはずだが、自分たちに原因があったかもとは結びつかないのがまた悲劇的。 裏表紙のあらすじに異色の青春小説と書かれているが、これは5人姉妹の青春小説ではなく、「ぼくら」少年たちの少年時代を描き、過去を懐かしみ神聖化するという意味での青春小説だと思う。
  • 2026年6月21日
    第三の女
    第三の女
    ポアロ長編30作品目。 事件らしい事件は起きない、でも何かが起こりそう、それが何かわからない…というふわふわした状況を、ポアロと一緒に解明していく。 トリックや動機はクリスティによくあるパターンだったけど、老人と呼ばれ気分を害すポアロやなんと言ってもオリヴァ夫人の強烈なキャラクターのおかげでかなり楽しく読めた。 ポアロ達を通して語られる「最近の若者は…」論や、p116の人間を蟻に例え、「なにがあなたをそうあわてさせているのかしら」とオリヴァ夫人が呟く場面が印象的。 クリスティが今の現代をみたら何て言うだろう。
  • 2026年6月19日
    吸血鬼
    吸血鬼
    おひつじから始まる12星座で女性たちがランク付けされる社会、という設定に興味を持って手にとったが、途中からこれは何を読まされているんだ?という気持ちになった。 ルッキズム、ジェンダー、格差がテーマなんだろうけど大した深堀もなく冗長でぼんやりしていて、何を伝えたかったのか最後までよくわからないままなんとなーく社会に対する不愉快さだけが残る読後感。 扱うテーマは村田沙耶香とちょっと似てるけど圧倒的に業というかクレイジーさが足りない笑 初めて読む作家だったけど、他の作品もこんな感じなんだろうか?倦怠感が漂っている。 (数日経って追記) へびつかいやうおといった下級とされる女性たちが作中に登場しないのが物足りないなと思っていたけど、これは白井医師や白井父といったいわゆる上流階級制度、社会を作る側の人びとは、結局おひつじやおうしとしか接しないし、そうでない人々には目を向けず、あたかも存在しないものとしているという暗喩なのかな? 読後すぐはいまいちだなと思ったけど、その後もあれこれ考えてしまうということは何かしら自分の心に残るものがあったのだと思う。他の方の解説も読んでみたい
  • 2026年6月18日
    すべてはあの謎にむかって
    2010年〜2012年の週刊新潮の連載をまとめたエッセイ集。コミカルなものから示唆に飛んだものまで幅広く、時期的に震災にも触れられていて、ああ確かにあの頃東京はこんな空気感だったと思い出す。 日常のあれこれも、この感覚わかるわかる、ということが小気味よい文章でばしっと言語化されていて心地よい。1本あたり3~4ページという長さも、寝る前や通勤中読むのにぴったり。 古本市で100円で売られていたので気になって手にとったけどよい出会いだったな。 後から調べたら紙版はもう重版未定であまり流通していなさそう…大事にします。
  • 2026年6月14日
    紙の動物園
    紙の動物園
    いまいちばん泣ける小説、という帯の文句から、ハートウォーミングな短編集を想像して読み始めたら、中身はがっつりSF、中国の歴史背景も織り交ざったif小説であり、泣けるってそっちの泣けるか〜という気持ち。 短い中に必要な言葉を凝縮し、歴史を折り込み、SF短編に昇華させる筆力は見事だけど、ちょっと今求めてたのと違ったので戸惑いが大きく、自分にはあまり響かなかった。残念…。 7作品の中だと、『心智五行』が発想とラストの着地がかっこよくてよかったし、表題作と系統は似てるけど『文字占い師』の方が好みだったかな。
  • 2026年6月13日
    花の物語
    花の物語
    花がテーマのアンソロジー。明治〜昭和の文豪の作品を中心に、ノンジャンルで28編収録。 花の色、形、におい、葉がざわめく音、風、太陽、雨…と自然の情景描写がとにかく美しい。 1番好きなのは岡本綺堂の『栗の花』。ロンドンに滞在した岡本綺堂が、キュー・ガーデンを訪れ、その栗の花の美しさに圧倒される話で、読んでるこちらもうっとりさせる筆力がすごい。 小川正子の『花に寄せて』、久生十蘭の『花合わせ』、上林暁の『花の精』、久しぶりに読んだ坂口安吾の『桜の森の満開の下』もよかった。
  • 2026年6月10日
    テロリストのパラソル
  • 2026年6月10日
    11 eleven
    11 eleven
  • 2026年6月10日
    たいした問題じゃないが
  • 2026年6月10日
    お許しいただければ
  • 2026年6月9日
    複数の時計
    複数の時計
  • 2026年6月4日
    マザリング・サンデー
    マザリング・サンデー
    感想が難しいけどめちゃくちゃおもしろかった。非常にすっきりとした読後感。 ゴリゴリの階級社会とそこからの脱却、自分の人生の獲得が、傍からは静かに、主人公の内面ではドラスティックに描かれる。 特にジェーンが裸で屋敷を歩いて空気に印をつけていく場面や、自転車で風をきって自由を感じる場面が印象的。 時間を行き来しながら少しずつ事実関係が語られていくので、小説の中で更に小説を読んでいるような不思議な感覚。 現実も小説、虚構と似たようなもので、数ある事実の中から何を真実として語るかという曖昧なものなのかもしれないと思った。
  • 2026年6月3日
    結婚式のメンバー
    結婚式のメンバー
    緑色をした気の触れた夏のできごとで、という書き始めからもう最高。 時間軸でみればほんの数日の出来事だけど、その1日を境に主人公の少女が違う存在になっていくのがわかる。 他者とつながりたい、自分の本当の居場所は別にある、今の自分ではない誰かになりたいetc…、そうした少女の痛々しいけど切実な焦燥感が瑞々しく描かれている。 こんなに燃えるように切望するのは思春期特有かもしれないけど、解説にあるように、人はこうした気持ちをずっと心のどこかに持ち続けているのだろうな。 孤独と憧れを苦しく、そして優しく描いた傑作。
  • 2026年6月1日
    さくら日和 (集英社文庫)
    暑さと湿気にぐったり、ここ数日本を開いても思うように読めなかったのだが、リハビリがてら手にとったこちらのエッセイはすんなり読めた。 新福さんをたたえるパーティとか、全力でふざけるという言葉がぴったり。このスタンスといい健康に熱心だったり、朝井リョウのルーツはやはりここか、と思った。 エッセイの中でさくらももこはいろんな人といろんな場所へ行っていて、賑やかで楽しそ〜と思う反面、これが日常はちょっと活動的すぎて疲れそうだなと思ってしまった笑 元気なときに読んだらまた違う感想かも。 遺作フェアのくだりや、くいしんぼう同盟で登場する祖父江さんの話に切なくなった。
  • 2026年5月30日
    愛についてのデッサン
    愛についてのデッサン
    表題作は古書店の若き店主である主人公が、持ち込まれる謎を古書を通じて解きほぐしていく連作短篇。1979年頃の作品なだけあって、登場人物の口調や考え方、生活様式はかなり昭和!!!って感じ。設定はよかったけど、主人公の女性に対する接し方がどうも気持ち悪くて受け付けなかったのであまり好みではなかった。 表題作よりも、他の独立短編、特に『隣人』がおもしろかった。憎しみや怒りは非常にエネルギーを使う。生きる活力というのはポジティブなものだけでなく、ネガティブな感情に起因するものもあるということをありありと感じさせる。
  • 2026年5月27日
    ([お]8-1)おとぎ話の忘れ物 (ポプラ文庫 お 8-1)
  • 2026年5月24日
    ストーンサークルの殺人
    ストーンサークルの殺人
    昨年のハヤカワ文庫の80冊に入っていて気になっていた作品。 カンブリア州に馴染みがなかったので、画像検索しながらこんな雰囲気のところか〜と想像しつつ読んだ。 終盤まで飽きさせない展開でおもしろかったけど、なんだろう、途中で犯人分かってしまったのと、結局ポーは最初から最後まで犯人の手のひらの上で動かされていただけだった気がしてあまりしっくりこなかった。 人気の理由であろうポーの組織の型にはまらない行動もあまり魅力的に映らず…。 あと訳文が読みづらく、所々単語や文のつながりが???な箇所が気になった。
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