よろこびイサンディ "歴史の哲学: 現代の思想的状..." 2026年4月30日

歴史の哲学: 現代の思想的状況
400ページからなる浩瀚な本書を、その難しさ故に「分からぬ分からぬ」とぼやきながら、読み進めていたら、最後にはかような景色が待っていた! ニヒリズムについての単著がある著者の理解が深いと思しき、ニーチェの章と、ヤスパースについて書かれた、その最終章が理解できた以外は、殆ど分からなかった。 ただ、ヤスパースの歴史観が描かれた最終章だけでも本書を読んだ甲斐があったと思う。 自由主義と民主主義を礼賛し、社会主義について、辛辣に記載されているのは、冷戦終結の煽りを多少なりと受けた、畢竟、時代性を反映した記述なのだろう。 ヤスパースの著作が未来に向けても記載があるのか、それに則り、本書も最後は歴史だけに留まらず、未来に向けて開けた記述になっていた。 今回も読了を迎えないのではないか、と思ったが、実家への帰省を好機に変えて、読み終えてしまった。 不十分な理解、という致命的過ぎる欠陥はあるものの、本書を読了できたことは、幾分か自信になる。 実家で本棚を眺めていたら、も少し柔らかめの本を読了するのでも差し支えなかろう、との思いを持ったため、次回以降の読了本は軟化していくのではないか。
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