歴史の哲学: 現代の思想的状況

歴史の哲学: 現代の思想的状況
歴史の哲学: 現代の思想的状況
渡邊二郎
講談社
1999年11月1日
2件の記録
  • 400ページからなる浩瀚な本書を、その難しさ故に「分からぬ分からぬ」とぼやきながら、読み進めていたら、最後にはかような景色が待っていた! ニヒリズムについての単著がある著者の理解が深いと思しき、ニーチェの章と、ヤスパースについて書かれた、その最終章が理解できた以外は、殆ど分からなかった。 ただ、ヤスパースの歴史観が描かれた最終章だけでも本書を読んだ甲斐があったと思う。 自由主義と民主主義を礼賛し、社会主義について、辛辣に記載されているのは、冷戦終結の煽りを多少なりと受けた、畢竟、時代性を反映した記述なのだろう。 ヤスパースの著作が未来に向けても記載があるのか、それに則り、本書も最後は歴史だけに留まらず、未来に向けて開けた記述になっていた。 今回も読了を迎えないのではないか、と思ったが、実家への帰省を好機に変えて、読み終えてしまった。 不十分な理解、という致命的過ぎる欠陥はあるものの、本書を読了できたことは、幾分か自信になる。 実家で本棚を眺めていたら、も少し柔らかめの本を読了するのでも差し支えなかろう、との思いを持ったため、次回以降の読了本は軟化していくのではないか。
  • 数年前に神保町の古本屋で購入してから、読みさしのまま、何度も途中やりにしてしまっていた。 もう何度目のトライであろうか。 今回は100ページまで読んだけれど、その道程は理解できぬところばかりであった。 これまでの数多のリタイアの要因は、おそらく隙間時間に刻んで読んでいるから、ということも多分にあり得るから、今回はできるだけ纏まった読書時間を取れる日に読むようにはしている。 渡邊二郎なる哲学者の名前にビビりまくっている事実も大いに手伝っている。 ただし、90ページを越した辺りから、話が分かるようになってくる辺り、難解な書物に見られる傾きと相似形を成していて、安堵を覚える。 理解が進みはじめて、10ページしか経たないから、ここに書くべきことも特にない。 今月中に読了を迎えるなら上出来だ。
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